MRI検査を行う際の疑問~外せないピアスがあっても、検査は可能なのか?~

治療用機器

MRI検査を受ける際には、注意点があります。
MRI は強い磁場(磁気)を使用するので、金属製品類を持ち込めません。補聴器・眼鏡・ピアスやイアリング・ネックレス・ヘアピン・腕時計・鍵・入れ歯・携帯電話・磁気カード・エレキバン・使い捨てカイロ などは検査室に持ち込めません。共通しているのは「金属」が使われている場合があるものだからです。今回は「ピアス」について見ていきましょう。

MRI検査の磁場

MRI(磁気共鳴画像診断装置)は特殊な検査装置で、大きな磁石による強い磁場を作って検査します。放射線による被ばくがなく、小児や健常な方にも安心して検査を受けることができますが、強い磁場を使っているため制限や注意事項があります。

ピアス

ピアスは耳に付ける物から、身体のいたるところに付けるボディピアスもあります。舌にピアスを開けている人などは、すぐに閉まってしまうから外したくないという人もいます。
しかし、上記でも触れたようにMRIの検査中は強い「磁場」が発生するため、金属製のものを持っていると大変危険なのです。

金属じゃないピアスは?

ピアスが金属でないか確認することもできますが、マグネットを近づけても反応がない場合もあります。MRI装置の内部には強くて均一な「静磁場」という磁場が常時発生しています。場合によってはその「静磁場」に吸収されていることも考えられることから、原則ピアスは外して検査を受けるべきです。

確実に金属でなければ大丈夫かもしれませんが、その場合にも影になる可能性があるので、やはり外した方がいいでしょう。医療事故につながるかもしれないので、患者さんにも危険性を充分説明したうえで納得していただく必要がでてきます。

その他の影響

原子レベルの変化を解析する緻密な装置なので、電波障害などによる画面の乱れが起きてしまうと余分なデータとなり、検査結果に大きな影響を及ぼすことがあります。MRI検査で金属類の装飾品が敬遠されている理由の1つです。

金属類を身に着けていたらどうなる?

MRI検査で装飾品をつけたままですと、その周囲の組織に熱傷を負うことがあります。それは鉄などが磁石と引き合う「強磁性体」が、その作用で磁化され熱が発生するからです。

これも?な金属

【鉄剤】
腹部や骨盤のMRI検査を受診する人は検査当日に、鉄のサプリメントや鉄剤を服用しない方がよいでしょう。

【カラーのコンタクトレンズ】
瞳の色を変えるカラーコンタクトレンズは、材質に金属が使われていることあるので、こちらも外した方がいいでしょう。

【金のリフト】
糸状に加工した金を顔に埋め込み、肌のハリを出すといわれている「金の糸」と呼ばれる施術を受けた方も検査を受けることができません。

まとめ

MRI検査を実施するにはピアスだけではなく、他にも持ち込めない貴金属もあり、検査前に取り外すのが原則です。

ピックアップ記事

関連記事一覧