診療クリニック開業の際に医療機器メーカーを選ぶポイント

治療用機器

診療クリニックを開業するときには、医療機器選びが重要となりますが、どのメーカーや種類を選ぶべきか迷ってしまうものです。

医師にとって医療機器はとても身近な存在となりますが、何を基準に選べばよいのか、失敗しない選び方について解説していきます。

医療機器選びで失敗しないために重要なこと

開業が決まったとき、自身のクリニックに導入する医療機器は、以前勤務していた医療機関のものと同じメーカーの製品を…と考える医師は少なくないようです。

確かに使い慣れていることや医療機器メーカーの担当者とも知り合いで相談しやすいなどメリットはあるでしょう。

ただ、開業医に合う製品でない場合もあるため、自身の診療スタイルに合うこれまで触れることのなかった新しいメーカーのものも候補として加えてみてください。

医療機器の選定を後回しにしないこと

開業するときはこれから建設するクリニックの立地や建築物、内装にデザインなどには気を配るものの、医療機器の選定は後回しにしてしまいがちです。

それは先にも述べたとおり、以前働いていた病院と同じ医療機器でよいと考えてしまうからでしょう。

それまで使用していた医療機器が最もよいと思い込んでいれば、わざわざ別のメーカーのものと比較し選び直すことをしない可能性があります。

ただ、それまで勤務していた病院にといっては正解だった医療機器でも、個人経営の診療所には合わないことがあることを留意しておき、様々なメーカーの製品にも目を向けることが大切です。

メーカーや種類を比較する良い方法は?

どの医療機器を導入するべきか、選ぶときにはメーカーや機器の種類を比べてみましょう。

それまで勤務していた病院で使用していた医療機器は確かに使い慣れているかもしれませんが、実際には他のメーカーの医療機器のほうが使いやすいという場合もあります。

また、性能なども優れている可能性があるため、実際に他のメーカーの製品も触ってみることが必要です。

医療機器を選ぶ際には、カタログだけ見て選ばずに、試用してみることをおススメします。

また、最新情報を比較するのなら様々なメーカーの医療機器に触れることができる見本市なども利用するとよいでしょう。

メーカーの担当者から商品説明を受ければ、これまでと異なる幅広い視野で医療機器の最新動向を知ることもできます。

その上で医療機器の選定では複数社から相見積もりを取るようにしましょう。

1社のみに最初から絞ってしまうと、価格が妥当なのか判断できず。必要以上に高い機器を導入してしまう可能性があるからです。

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