血圧計の測定で緊張して再加圧!対処法はあるの?

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はじめに

血圧計の使用中に加圧が足りないと機械が判断したときには、再加圧が行われます。
再加圧の加減は機械の設定によって異なりますが、大抵の場合、機械の予測した値より最初の血圧が高い場合に再加圧は行われます。

また、再加圧時には血圧計による強い締め付けで腕が痛くなることがあり、家庭用血圧計で再加圧が行われたときの注意点について知っておくことは大切なことです。
今回、このような注意点について見ていきたいと思います。

緊張で血圧が上がり、再加圧になることも

血圧計の測定時には緊張してしまう方もいらっしゃるようです。
家庭用の血圧計の場合でも、過度な緊張で血圧が一時的に上がり、それを察知した機械がさらに加圧を加えることがあります。
この場合、加圧によって痛みが出てしまい、さらに緊張し血圧がさらに上がってしまう悪循環に陥ることもあります。
ですから、緊張で血圧が変動しやすい人は、家庭用の血圧計を利用するときには注意が必要といえます。

家庭での測定を一時的に止めるのもよい!?

血圧測定時の過度な緊張、不安などがある方は診察時のみに測定をするのも一つの対策です。数か月間は医療機関などでの測定に限定し、血圧測定時の緊張、恐怖心、不安が消えるのを待ちます。

また、機械の設定で加圧の強さを変えられる場合、加圧を緩く設定し再加圧を起きにくくすることもできます。

いずれにせよ家庭用血圧計では正確な数値を取りづらくなることが考えられますので、病院等で看護師等に付き添ってもらって測定すると良いでしょう。

再加圧は機械の故障ではない

測定のケースによっては、加圧した後続けて加圧することがあります。
これは機械の故障ではなく、前回測定時のデータよりも高い血圧が計測されたときに血圧計が自動で再加圧するように元々設定されているのです。

また「再加圧したときに限って血圧が高くなる」ということをおっしゃる方も中にはいます。しかし、これは「再加圧をしたときに限って」ではなく「血圧が高いから再加圧している」と考えるのが普通です。

おわりに

血圧は安静時に落ち着いて測定するのが一番ですが、中には緊張してしまう方もいるようです。
家庭・病院いずれの測定だったとしても、緊張し血圧計の再加圧が続くと正しい値を把握するのは難しくなります。

正確に測定するにはコツがあり、毎日測定する方は、決まった時間に正しい姿勢でリラックスして排尿・排便を済ませてから行うと良いでしょう。
また、家庭用のものでも指タイプのものや手首式のものは正確な値の測定が難しい傾向があるようです。できれば上腕式のもので測定するのが望ましいでしょう。
ぜひ血圧測定の参考にしてみてください。

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