mriって何?~撮影時間や検査時間について~

生体現象測定記録・監視用機器

【はじめに】
医療機器についてあまり詳しくない方は「mriとは何か」と問われてもうまく説明できないかもしれません。
今回これを見れば最低限mriについて理解できる内容についてまとめてみました。
参考にされてください。

【mriとctの違い】

mriとctの違いは断層画像を得る「手段」の違いということができます。
ctではX線で画像を得るのに対して、mriでは磁石による磁場と電波を使って画像を得ることになります。そのためmriでは放射線による被爆がなく安心して検査ができると言えます。

【mriの画像とctの画像の違いはあるのか】

ctの画像は輪切りの画像以外にも縦切り画像なども撮影できますが、それでもmriの方が自由度の高い画像を撮影できると言えます。
また、頭蓋骨なせき髄などの診断に適しているのもmriの撮影といえるでしょう。

【mriの特徴】

骨や空気への悪影響がなく脳や脊髄の診断に向いています。
また、縦横斜めの画像を取ることができ、三次元の画像も鮮明に取ることができます。
さらに目的応じてはすぐれた画像コントラストを得ることができ、理解がしやすいです。

【検査時間はどれくらいか】

mriの検査は基本的にctよりも時間がかかります。
一般的な検査時間は20分から1時間程です。
具体的には頭部の検査に20~30分程、心臓の検査には1時間ほどかかるとされています。

【mriの検査時に音がするのは何故か】

検査時にはmri内部にある傾斜磁場コイルが振動し、その振動エネルギーが磁石本体などに伝わって音が生じます。この時傾斜磁場コイルには電流が流れていて、そこから力が生じることになります。

【mraとは何か】

mraは一言でいえば、mri検査メニューの一つでmriの装置を利用した血管撮像のことといえます。
mriと同様にX線を使わない検査のため被爆の恐れがなく、また造影剤などを使わずに撮影ができます。

【mri検査の方法】

mri検査はほとんどの撮影が「仰向け」の状態で行われます。
その時、撮影部位に「コイル」と呼ばれる器具を装着します。
他の検査と違うのはトンネルのような筒状の機械の中で工事現場のような様々な音を出しながら検査を行う点です。検査中に気分が悪くなった方のためにインターホンなどの連絡装置も常備されているのが普通です。

【まとめ】

いかがだったでしょうか?mriについての基本的な内容について把握し、医療の現場で役立ててほしいと思います。ありがとうございました。

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