血圧計は、正しい姿勢で使いましょう

診断用機器

血圧を測定する際に気を付けなければならない事はいくつかありますが、その中でも姿勢についてはあまり触れられていません。今回は血圧計を使う時の姿勢についてお話ししましょう。

測定の前に

それでは、実際に血圧を測りたいところですが、イライラした時や興奮した時など人間はあらゆる精神状態がありますよね。もしその状態を維持したまま測定すると血圧値の正確なるデータが算出できません。

計測前には身も心も完全にフラットな状態に保ってから測りたいので、最低でも約二分前後で構いませんので安静する時間を設けておきたいものです。姿勢を楽にしながら座った状態で、6回前後の深呼吸をゆっくり行いましょう。

では、測りましょう

ここでは、実際に測定する際の姿勢についてお話しします。種類に関しては上腕式と手首式の二種類となっています。

まず共通事項について説明すると、常に座った状態で背筋をしっかり伸ばしながら座る基本的な姿勢を維持し測定を行います。測定を行う場所としては、騒音や振動などが少ない場所で行います。

上腕式血圧計

このタイプの血圧計に関しては二種類あり、一つは腕帯を二の腕に巻付けるタイプで、装着位置は胸の近くにセットします。次に、椅子に座って背筋を伸ばしながら測定するのは後述する全自動タイプと同じですが、測定する腕の位置だけ異なっています。

前者は腕の力を抜いた後にテーブルの上で静かにおいてから、手のひらを天井に向けた状態で測定を行う方式となっています。対照的に全自動式は本体とカフが一体化されており、腕を置く位置は本体側にガイドがあるため、その上に載せる感じで測定を開始すます。

腕の力を抜いてから手のひらを天井に向けるのは腕帯巻付け式と同じですが、載せる場所が異なる程度でそれ以外はほぼ変わりません。

手首式血圧計

このタイプに関しては、手のすぐ下に装着する構造になっているため、二の腕につけなくてもいいわけです。長袖を着ている方は上着を脱がなければいけないのが上腕式の欠点ですが、袖のボタンをはずしてから少しだけめくる程度で済みます。

基本的な姿勢に関しては、上腕式と共通していますが、この方式との差は、力を抜いてから少し上向きへと腕を置くスタイルとなっているのは測定時の違いです。

まとめ

実際に血圧を測るとき、血圧計を使いますが測定の姿勢に関して言うならば、背筋をしっかりと伸ばしながら座るのが理想です。背筋を伸ばし、身も心もリラックスした状態で測定を行うと、より正確な数字を算出することができます。

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