血圧の意味と血圧計の使い方のコツ

診断用機器

【はじめに】
わたしたちの身近にある医療機器といえば、体温計や体重計、そして血圧計があります。
血圧とは、心臓から強い力で全身に送り出されます。そして血液が内側から血管を押す圧力のことを血圧といいます。血圧計はこの血液の圧力を測る医療機器です。血圧が高くなると血管に負担がかかったり、心臓や腎臓、脳の病気の原因となる可能性もありますので、普段からご自身の健康管理のために、血圧をチェックして行くことが大切です。
そこでこの記事では、身近な医療機器「血圧計」の主な種類や用途などについてご紹介して行きたいと思います。

【家庭用血圧計の主な種類】

さて、家庭用血圧計の主な種類としては、腕の上腕部で測る「上腕型」と、手首で測る「手首型」の2種類があります。
「上腕型」には、カフ(腕帯)を上腕部に巻くタイプと、血圧計本体と一体型になった筒形のカフに腕を通して測るタイプがあります。
また、手首に巻いて測る「手首型」は、小型で軽量。洋服の袖をまくったりする必要がないので、特に旅行など外出先での測定に便利です。
どちらのタイプも正しい姿勢や使用法方で測定すれば、測定の制度に差はありません。

【血圧を測るポイント】

血圧を測るときのポイントを5つあげます。

1つ目は、「リラックスした状態で測る」です。
血圧は身体や心の状態の影響を受けやすいので、血圧を測るときは1分から2分程度安静ににしたあと、5回から6回深呼吸してから測ることをおすすめです。

2つ目は「排尿、排便は済ませて測る」です。
排尿や排便は測定前に済ませる、もしくは尿意や便意のない状態で測ります

3つ目は「座った姿勢でカフを正しく巻いて測る」です。
正確な血圧値を測るために、楽な姿勢で座り、カフを正しく巻くことが重要です。

4つ目は「毎日同じ時間帯に測る」です。
血圧は投機的にデータを取っておくことが重要です。継続して無理なく測るために、一番落ち着ける時刻を選んで測定します。

5つ目は「寒すぎず暑すぎないお部屋で測る」です。
できれば室温20℃くらいのお部屋で測ることがおすすめです。

【まとめ】

わたしたちの身近にいつもある「血圧計」は、軽量で使いやすく高齢の方も簡単に測ることができます。身体や心の状態、また一日の中でも血圧の数値は変化していきます。なので血圧を測るときは、ストレスのない状態で座って測ることが重要です。
また、室温20℃くらいに保たれたお部屋で、落ち着ける時間帯を選んで継続して測っていくことが重要です。
日々の血圧を継続して測っていくことで病の早期発見や早めの対応にもつながりますので、毎日の健康管理のために続けていきましょう。

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