血圧計の耐用年数は何年?正しい管理方法について

診断用機器

【はじめに】
医療機関などに行くと必ずと言っていいほど計測される血圧ですが血圧計にも寿命があることをご存知でしょうか?
今回血圧計の耐用年数についてお伝えできればと思います。ぜひ参考にしてください。

【血圧計の寿命はどれくらいか?】

血圧計の寿命、耐用年数については各メーカーによって異なってきます。
メーカーによっては使用回数が3万回、もしくは耐用年数が5年であったり、1万回で寿命という血圧計のパターンもあります。
ほとんどの血圧計の説明書に耐用年数についての記載がありますので確認してみることをお勧めいたします。

【血圧計の部品の寿命】

血圧計の部品である「圧迫帯」や「ゴムチューブ」にもやはり寿命があります。
これらの部位は毎日使用している場合3~4年ほどで寿命が来てしまうのがほとんどです。
メーカーによって部品のみの販売をしていることもありますが、部位によっては高くつくこともあるのでその場合には血圧計そのものを買い替えた方が良いといえるかもしれません。

【電池はどれくらい持つか】

家庭用血圧計は電気で稼働している場合が多いのですが、当然電池にも寿命があります。
電池の寿命は機械の形式やメーカーなどに関係なくほとんどが200回から300回ほどの測定で寿命となります。ただし手首式の血圧計は機器自体が小さいので電池の本数が少なくて済むというメリットもあります。

【法定耐用年数について】

国税庁が公表している減価償却資産としての血圧計の法定耐用年数は5年とされています。
ちなみにこの場合血圧計の分類は「医療機器」の「その他」に分けられます。

【血圧計を長持ちさせるコツ】

血圧計を長持ちさせるコツは以下の2点です。
・測り直しを減らして正しく測定
当然のことですが何度も測り直しをすると電池も本体も寿命が早く来てしまします。
測り直しを防ぐには正しい姿勢で計測する必要があります。
基本はカフを正しく巻いたら心臓と同じ高さにすることがコツです。試してみてください。

・保管場所に気を付ける
高温、多湿、直射日光の当たる場所で保管していると本体の劣化の原因になります。
またホコリの多い場所や振動などがある場所もNGです。
保管場所は低温で低湿の場所を選びましょう。

【まとめ】

血圧計の耐用年数についてお伝えしました。
今回詳しい説明は割愛させていただきましたが、他にも血圧計の寿命が縮む原因があります。携帯電話をそばに置きっぱなしにしたり、使用していないのに電池を入れっぱなしにしていることがその原因です。
正しく血圧計を管理・保管する参考にしてください。

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