血圧計でも測れる!血管年齢とは?

診断用機器

【はじめに】
「人間50年」と言われていた時代から500年、この21世紀ではその2倍である「人生100年時代」と言われています。
しかし、誰しも病気で苦しみながら100歳まで生きるのは望んでいないでしょう。そこで健康寿命にも注目が集まっています。その健康寿命に大きくかかわってくるのが今回紹介する「血管年齢」です。
この記事では血管年齢とは何なのか?その測り方などを見ていきたいと思います。

【血管年齢とは?】

血管は全身に張り巡らされており、いわば人体の水道管&下水管です。
近頃問題視されている動脈硬化は、血管の弾力性がなくなり硬くなる症状です。身体のライフラインである血管が痛む原因になるため様々な医療現場でフォーカスされています。
血管年齢は血管の弾力性を年齢で表し、一般の人にもより分かりやすく、自身の体に気を配るために表したものです。

【放っておくと・・?】

では血管年齢が高いまま放っておくとどうなるのでしょうか?
上記のように血管年齢が高いとは血管の弾力性(しなやかさ)がなくなっている状態なので、少しの衝撃や高血圧によって破けたり、コブができて血管をふさいだりします。
それらは心臓で起これば狭心症・心筋梗塞・大動脈解離、脳で起これば脳卒中・脳梗塞に直接つながっていきます。
一度これらの病気にかかれば健康寿命に多大な影響が出るほか、治療による経済的負担・リハビリに使う時間・労力が多く必要になります。

【血圧計で血管年齢を簡単測定】

血管年齢を測るには専門の機械が必要になります。動脈の硬さを測ったり、足の動脈の詰まりを測ったりして、多面的に判断します。当然ながらそれらを操り、検査結果を的確に見る専門知識が必要になります。
しかしながら、最近では簡単に血管年齢を測れる血圧計も存在します。通常の血圧計とは違い、両方の腕にカフを巻けば、血管の弾力性・心臓の負荷・末梢血管抵抗など多くの項目を総合して血管年齢を測ってくれます。
またより手軽なものとして、指先につけて30秒ほどで測定できるものもあります。ここで得られた血管年齢はスマホに送られ、グラフ化されるので毎日の健康増進に役立ちます。
ただし、簡易的に測れるものは参考程度にとらえ、厳密な身体状況とは言えないことを留意しましょう。

【まとめ】

いかがだったでしょうか?今回は血管年齢について見てきました。
自分の血管年齢をよく知ることは、明日からの生活を改善していくことにもつながり、結果として健康寿命を延ばすことにもなるでしょう。また血管年齢は若返らせることができれば、肌のきめや髪質にも影響し美容にもつながります。
しっかりと血管年齢をモニターして健康寿命を延ばしていきましょう。

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