日本医療機器テクノロジー協会とは?医療全体に貢献する団体の歴史を紹介

日本医療機器テクノロジー協会とは、国内外の医療機器や医療材料などの開発・普及を促進するために設立された団体です。
安全で革新的な医療機器テクノロジーを速やかに提供し、日本をはじめとする世界の医療の質向上と医療機器テクノロジー産業振興への貢献を行っています。
そこで、日本医療機器テクノロジー協会について、医療全体に貢献する団体の歴史を紹介します。
日本医療機器テクノロジー協会とは
日本医療機器テクノロジー協会とは、安全で革新的な医療機器テクノロジーを提供し、医療の質向上と医療機器テクノロジー産業の振興へ貢献することを目的とする組織です。
医療の安全保障が求められる現在、医療機器産業への期待と責任も拡大しています。
継続的に医療機器を提供し、非常の際にも安定して供給するためにも、経済産業省・厚生労働省が示した医療機器産業ビジョンを踏まえ、技術開発や制度提言を通じた日本発の医療イノベーション創出と医療貢献を進めています。
日本医療機器テクノロジー協会の歴史
1967年、プラスチック製医療機器メーカー14社が設立した医療用プラスチック懇談会を基盤に、改称や変革を繰り返し日本医療機器テクノロジー協会が発足されました。
当時の医療機器の主製品は、注射器具・輸血輸液セット・血液バッグなどでしたが、血液透析療法の開発・普及で中空糸型透析器等製品も次第に拡大したといえます。
そこで、1980年、日本医療用プラスチック協会に一旦改称しています。
その後、人工関節やセラミック人工骨などを扱う会員が増えたため、1990年には日本医療器材協会へ改称しました。
1979年になると、人工臓器の学術的な要請に応え、研究開発に努めるために日本人工臓器工業協会を設立し、団体ごとの活動で成果をあげています。
近年、医療機器業界を取り巻く環境が変わったため、2000年11月17日には、日本医療器材協会と日本人工臓器工業協会が合併しました。
この合併により、会員数200社超、総売上高約1兆円の日本医療器材工業会が誕生しています。
現在、日本経済の牽引役として医療機器産業に寄せられる期待は大きいといえます。
医器工でも社会的使命と責任を明確化するため、2013年10月1日付で一般社団法人日本医療機器テクノロジー協会として発足した流れです。
医療の健全な発展に寄与するため、様々な組織へと改変を繰り返しながら、今の団体の姿があります。