歯科用ドリルタービンとは?仕組みや用途・使用における注意点を解説

治療用機器

歯科用ドリルタービン、タービンハンドピースやタービンと呼ばれる医療機器であり、歯科治療で歯を削るときに使用する切削器具です。

歯を削るときのキーンという甲高い金属音は、歯科用ドリルタービンの動作音といえます。

現代歯科医療では欠かせない医療機器であり、患者の負担軽減や確実な滅菌などにおいて、技術革新が進んでいます。

そこで、歯科用ドリルタービンについて、仕組みや用途、使用における注意点を解説します。

 

歯科用ドリルタービンとは

歯科用ドリルタービンとは、歯科治療で歯を削るときに使用する切削器具です。

圧縮空気の力により、切削器具を毎分30~50万の超高速回転で切削します。

使用においては、冷却水とキーンという金属音が発生することが特徴であるため、熱管理や感染対策が重要な治療器具といえます。

 

歯科用ドリルタービンの仕組み

歯科用ドリルタービンは、治療台から供給する圧縮空気の力を使って、内部のタービンと呼ばれる羽根車を超高速回転させる仕組みです。

搭載されたエアータービンエンジンによる超高速回転が最大の特徴であり、毎分、30万〜50万回転の驚異的なスピードで回転します。

この超高速回転によって、硬い組織の歯のエナメル質・古い金属・セラミックなどを滑らかに削り取ることができます。

 

歯科用ドリルタービンの用途

歯科用ドリルタービンは、虫歯に侵された硬いエナメル質の除去や、詰め物などを被せる前段階の形成において使用します。

また、古くなった金属や詰め物、被せ物などの除去でも使います。

 

歯科用ドリルタービンの使用における注意点

歯科用ドリルタービンには、安全性を確保する上で必要な機能が備わっています。

ただし、超高速回転する仕組みのため、ドリル(バー)と歯の間には激しい摩擦熱が発生することに注意しましょう。

発生した摩擦熱が、歯の神経(歯髄)にダメージを与えることのないように、注水と注気の機能をうまく使い、水と空気で治療部位を冷却しながら治療を進めることが必要です。

また、使用の際に発生するキーンという金属音は、患者に不安や恐怖心を与える恐れがあるため、声かけなど精神的なケアをしつつ治療を進めましょう。

治療器具は患者の血液や唾液に触れるため、使用ごとに滅菌処理が必要です。

さらに、高速回転の維持のために、使用した後の適切な洗浄と注油などのメンテナンスは適切に行ってください。

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