医療行為で欠かせない鋼製小物とは?その種類や特徴について簡単に解説

治療用機器

医療現場で使用する「鋼製小物」とは、医療行為を行う上で医師や看護師の手の代わりになり働く手術器具のことです。

使用用途によってどの鋼製小物を使用するか異なりますが、材質としては錆びにくいステンレス材が使われていることが多いといえます。

医療機器の及ぼす人体へのリスクについて4つにクラス分類されていますが、そのなかで鋼製小物は最も低リスクのクラスIに位置づけられています。

そこで、医療行為で欠かせない鋼製の種類や特徴について簡単に解説していきます。

 

手術使用する鋼製小物

医療現場では様々な鋼製小物が使用されますが、手術で用いられるのは主に次の6つです。

・鉗子類

・鑷子類

・剪刃類

・鉤類

・メス類

・持針器類

それぞれの鋼製小物について説明していきます。

 

鉗子(かんし)類

「鉗子類」は、組織や臓器を把持する上で使用する鋼製小物です。

種類が多く用途によって使用される鉗子は異なりますが、たとえば先端に鉤のある有鉤鉗子(コッヘル)や、鉤のない無鉤鉗子(ペアン)などの他、先端の丸みや細さ、弯曲の程度でも名称が変わります。

 

鑷子(せっし)類

「鑷子」とは、組織の把持や持ちあげるときに使用する鋼製小物です。

他にもガーゼの使用の際にも使われ、指の代わりの働きをすることが特徴で、有鉤と無鉤や長さ・形などいろいろな種類があります。

 

剪刃(せんとう)類

「剪刃」とはハサミのことで、組織の切離・剥離、糸やドレーンの切断で使用される鋼製小物です。

切るものよって使用する種類や長さが変わります。

 

鉤(こう)類

「鉤」とは術野を確保する上で使用する鋼製小物で、皮膚・皮下組織・筋肉・骨の牽引、臓器の圧排などで術野を確保したり操作するスペースを広げたりします。

術野の深さや用途などで使われる大きさや長さの種類は異なります。

 

メス類

「メス」は皮膚を切開する際に使用されますが、先端の尖った尖刃刀とカーブ状の円刃刀があります。

他にも電気メスという高周波電流を使ったメスもありますが、使用の際には対極板が必要です。

 

持針器(じしんき)類

「持針器」は、縫合するときの針を持つ器械で、小さめの針はヘガール、大き目な針はマチュウを使います。

手術の際、看護師はこれらすべてを把握してスムーズに進むよう執刀医の必要とするものを予測しながら術野に出すことが求められています。

また、手術前と術中に追加した器械などが術後にすべて揃っているか、確認なども行います。

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