皮膚科とは?受診の対象となる疾患や美容皮膚科との違いを紹介

治療用機器

皮膚科とは、皮膚・爪・髪の毛などの皮膚疾患に関する診療科です。

たとえば、ニキビ・アトピー性皮膚炎・水虫・皮膚がんなど、様々な範囲における皮膚の病気を扱います。

身体の表面を覆う臓器である皮膚には、内臓の病気が症状としてあらわれることもあるため、違和感があるときははやめの受診が望ましいといえます。

また、皮膚に関する診療科には、一般的な皮膚科以外にも美容皮膚科があるため、違いを理解しておくことが必要です。

そこで、皮膚科について、受診の対象となる疾患や美容皮膚科との違いを紹介します。

 

皮膚科とは

「皮膚科」とは、皮膚の病気や皮膚関連の疾患を診察・治療する診療科です。

そのため、皮膚科医は皮膚の専門家として、頭から足の先まで、見える皮膚のすべてに関する幅広い知識と技術で対応することが必要となります。

古くから、皮膚は全身を映す鏡とも言われています。

皮膚の症状から全身に関わる疾患が見つかる場合もあり、たとえば発疹の原因が皮膚病ではなく、膠原病・糖尿病・肝臓病・悪性腫瘍などの病気だったケースも見られます。

血液検査などを行い、必要に応じて他の診療科と連携して治療を行います。

 

皮膚科受診の対象となる疾患

皮膚科受診の対象となる疾患として、以下が挙げられます。

・アレルギー(接触性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・蕁麻疹・薬疹など)

・感染症(帯状疱疹・足白癬・カンジダ症など)

・自己免疫疾患(天疱瘡・類天疱瘡・膠原病に伴う皮膚症状)

・腫瘍(母斑などの良性腫瘍・悪性腫瘍)

・その他(褥瘡・熱傷・水疱症・角化症・爪疾患・毛髪疾患など)

 

美容皮膚科とは

「美容皮膚科」とは、美容医療で肌の悩みを改善する診療科です。

シミ・シワ・ニキビ・たるみ・毛穴の開きなどの肌トラブルに対応する診療科であり、一般皮膚科で対応のできない美容的観点からの高度な治療を行います。

美肌を生み出す専門集団であり、皮膚の構造やメカニズムを熟知した美容皮膚科医が、皮膚の美的な質感にこだわってメスを使わずにいろいろな肌悩みを解決します。

たとえば、シミ治療をする場合でも、シミには様々な種類があります。

豊富な臨床経験が必要ですが、美容皮膚科なら美容皮膚科医が丁寧にシミを見極めて、症状に合った適切な処置を行います。

一点のシミを取るにとどまらず、顔全体のトーンを上げて、透明度の高い上質な美肌をつくります。

以上により、皮膚の悩みやコンプレックスの改善においては、美容皮膚科に相談することもできます。

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