歯科医療におけるオートクレープとは?重要性や仕組みを解説
歯科医療におけるオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)は、高温・高圧の水蒸気で、細菌やウイルスを死滅させる装置です。
患者の安全や院内感染の防止を目的に使用する医療機器であり、衛生管理において重要といえます。
そこで、歯科医療におけるオートクレープについて、重要性や仕組みを解説します。
歯科医療におけるオートクレープとは
歯科医療におけるオートクレーブとは、高圧蒸気滅菌器のことです。
滅菌装置であり、高温で高圧の水蒸気を使って微生物を死滅させられます。
院内感染防止や患者の安全保持のために欠かせない装置であり、医療だけでなく、食品・化学・製造などの分野でも利用されています。
歯科医院における治療では、ドリル・ピンセット・ミラー・抜歯器具などが患者の唾液や血液に触れるため、安全に使用するために滅菌処理を徹底して行う際に使用します。
歯科医療におけるオートクレーブの重要性
歯科医療において、オートクレーブは患者に使用する口腔内での器具の滅菌処理において、重要な役割を担います。
B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルス、HIVや耐熱性の強い細菌の芽胞まで、ほとんどの微生物を確実に死滅させられます。
見えない部分での安全性確保と、患者からの信頼を得る上で欠かせない重要な機器です。
オートクレープの仕組み
歯科用のオートクレーブは、圧力なべと同じ原理の仕組みです。
密閉された容器内で圧力を加えることで、水の沸点が100℃から121℃〜134℃まで上昇します。
それにより、高温・高圧の飽和水蒸気を器具の細部まで浸透し、15〜30分程度で微生物を殺菌できます。
ガス滅菌や乾熱滅菌などを使った方法と比較すると、有害な薬剤などをせずに短い処理時間で滅菌できるため、広く普及しています。
歯科医療でオートクレープを使用するメリット
歯科医療でオートクレープを使用するメリットは、確実に滅菌処理できるため、患者への交差感染リスクを低減できることです。
短時間で滅菌が完了するため、迅速に多くの器具の再利用が可能であることもメリットといえます。
歯科医療におけるオートクレープ使用の注意点
歯科医療でのオートクレープでは、高温で滅菌処理を行います。
そのため、熱に耐性のないプラスチック製品や特定の精密機器に使用することはできません。
また、隅々まで滅菌を行い、オートクレープ自体の寿命を延ばすためには、精製水や蒸留水を使用することも推奨されているため、水道水の使用は避けましょう。


