MRIの検査におけるチタンプレートの安全性について

診断用機器

MRIとは大きな磁場を医療機器によって作り出し、ラジオに使われているような電波を利用して体内の様子を画像診断に切り替える為に、水素原子を磁場と電波の力でゆさぶる事で脳や血管などの部位を診断するのに使用します。ここではMRIの検査におけるチタンプレートの安全性について紹介しましょう。

MRIの検査におけるチタンプレートと他との比較

検査を行う注意点として、MRI対応の金属かどうか確認してから使用する場合に安全性が認められてから検査を行う事ができるのです。

1.ステンレスとは
成分内容は、鉄の割合が50%以上になっており、クロムの割合が10.5%以上と他にもニッケルが含まれています。特徴としては、錆びないと言われていますが、実際は軽くて錆びにくい材料と言えます。コストを抑える為に色々な金属部品として使用されます。

2.チタンとは
小型動物の骨折手術に使用さるのはプレートに純チタンが使用されており、それぞれの用途に合わせて材質がチタン合金の場合もあります。合金の成分は、アルミニウムとバナジウムなどを添加して純チタンより強度にする事ができます。

特徴としては「錆びない」「電気や熱を伝えにくい」「強度が優れている」「衝撃性に優れている」「生体適合性に優れている」などがあり、医療用のボルトやプレートとして活躍しています。

3.MRI対応の金属について
生体内に挿入する金属は、純度の高いステンレスやチタン、ボロン等が対応可能となっています。しかし、10数年前の金属類に関しては、磁性体が使用されている可能性があります。
そのような場合の画像対応においては、画像にノイズが出る場合があり、画像を再構成できない信号になってしまいます。ただし、ほとんどの場合は、直接金属挿入部位の検査でない限り対応可能です。

4.検査ができない対象
ペースメーカーやMRI非対応体内金属があり、入れ墨や金属染料使用のアートメイク、その他材質不明の体内挿入物に対しても安全面を考慮して検査ができなくなります。

1.5テスラと3.0テスラの注意点

3.0テスラのMRIの使用では、磁石が非常に強力になるので、MRI対応の体内金属であっても検査ができない場合がありますが、そのような場合でも対応可能な1.5テスラの機器の使用で検査を可能にしています。

それぞれの検査領域に違いがあり、1.5テスラの場合は「心臓や腹部の検査」に適しており、3.0テスラの場合は「頭部検査」を得意としています。

使用可能なチタンの場合

3.0テスラの安全基準として脳動脈瘤クリップの場合は、材質が100%チタンと判明している場合のみ使用できる可能性があります。血管や管腔臓器内の金属やフィルター、ステントやコイル等、人工関節や骨固定金属の場合も材質が100%チタンであれば検査ができる場合があります。

まとめ

体内に使用されるチタンプレートの場合は、MRIでの検査のほとんどで使用が認められているのですが、3.0テスラの安全基準を考えた場合に使用が制限される事もあります。その場合の対応としては、1.5テスラの機器を使用する事で代用できます。

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