血圧計の精度は確かか?

生体現象測定記録・監視用機器

医療検査機器の一つである血圧計。体の中に血管はありますが、血圧の状態を把握することはとても大切な健康管理の要素になります。血圧計で血圧を知ることできます。今回、血圧計の精度について解説をします。

血圧に影響するもの

心臓から送り出される心拍出量と、血管内径(太さ)・血管壁の弾力性により血圧は決定されます。出量が多ければ血管壁に強く圧力がかかり、高血圧という症状になり現れます。また末端部分が何らかの要因で収縮が生じることや、血管が硬く細くなると血圧は上がります。

〇上昇の原因
加齢、ストレス、塩分の過剰摂取、激しい運動、睡眠不足、過度のアルコール摂取など。その他にもあります。

〇下降の原因
睡眠、暑さ、休養、少量のアルコールなどです。

正しい血圧というものはない

白衣高血圧というものがあります。自宅では低い数値が、医療施設に来ると途端に上昇するというものです。そのため病院では数分程度時間を空けて測定します。

血圧はその時々で変化するものです。運動後、精神状態、食事後、就寝時などに変わります。しかし、その時点で測られた数値は、その時点では正しいものなのです。

血圧計の精度

問題なのは、測った数値の精度は確かなのか?このところが一番大切な部分でしょう。血圧計の精度を確実なものにするための要素があります。

血圧計の種類と測定姿勢
①アネロイド
在宅往診時に使用されることが多いものです。ポンプにより圧力を手動でかけて測定するアネロイド式と言われるものがあります。操作方法やデータの確認には専門的な知識が必要です。

②電子血圧計
スイッチを入れると自動で加圧と減圧がなされ、血圧を計測します。医療施設や介護施設などで広く利用されています。

上腕式には、アームインタイプとカフタイプや手首タイプなどがあります。上腕式などは、加圧部分が心臓の高さと同じだけの高さにないと正確な数値が計測できません。

設置されたものの場合、機器を乗せるテーブルと測定者が座るイスの高さを調整して、自身に合わせた正しい位置で測ることが重要です。イスの高さや位置が不適当では、正確な測定結果が得られません。

学会からの報告

世界血圧連盟と国際高血圧学会は2016年 2月に共同声明を発表して、自動血圧計の製造・精度検定に関連した各種提言がなされました。この声明では、血圧計の精度検定結果を学術誌などで公表することが勧められています。

その提言に基づき、日本血圧学会のウェブサイトなどでは血圧計の精度に関して、医療機関での測定用(医用血圧計)並びに家庭血圧測定用に分けた調査結果を、医療業社別に公開しています。

まとめ

医療機関においても、人体のバイタル構成要素の一つである血圧。それは表面に現れない健康状態について、どの様な状況にあるかを知る手立てにもなるものです。しかし、それは血圧計で計測する数値の精度が確かなものであることが大前提だと言えます。
以上、血圧計の精度について解説しました。

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