日本看護協会とは?看護職が一丸となって取り組む団体の事業内容を紹介

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日本看護協会とは、一言で言えば日本の看護職の専門職能団体です。

看護師に関する資格・倫理・教育・研修・職場環境改善などを支援します。

そのため、看護師だけでなく、保健師・助産師・准看護師などの資格保有者が自主的に加入し、運営しています。

全国の47都道府県看護協会と連携する日本最大の看護師団体であり、看護領域の開発・展開・国際貢献などに関する活動なども行っている組織です。

そこで、日本看護協会について、看護職が一丸となって取り組む団体の事業内容を紹介します。

 

日本看護協会とは

日本看護協会とは、看護職の資格を持つ方による日本最大の看護職能団体です。

看護職だけで解決できない課題について、組織で立ち向かい社会に貢献することを目的として活動する組織といえます。

1946年に、日本産婆会・日本帝国看護婦協会・日本保健婦協会の3つの団体の統合により、新たに設立された団体です。

 

日本看護協会の活動内容

日本看護協会は、保健師・助産師・看護師・准看護師などの看護職資格を持つ個人が自主的に加入・運営する団体であり、47都道府県看護協会(法人会員)と連携して活動をしています。

全国組織として73万人ほどの看護職が加入しており、以下の3つの基本理念の下で活動を行っています。

・看護の質の向上…医療の安全対策や、専門看護師・認定看護師・認定看護管理者の認定、研修や学会の開催などを行う

・看護職が働き続けられる環境づくり…看護職の労働条件や離職率などの調査・研究や、再就業支援や労働・看護の質向上のデータベース事業、看護職賠償責任保険制度の運営 などを行う

・看護領域の開発・展開…政策提言とその実現に向けた活動や、在宅医療・訪問看護の推進、災害看護や復興支援事業、国際交流・協力、広報活動などを行う

国際看護職の連携や情報発信などを通じて、世界の看護や助産にも貢献する取り組みを行っています。

 

「看護の将来ビジョン2040」の実現へ

2040年に向けて、働き方改革などの推進や高齢化の進行など、看護を取り巻く環境は変化しています。

看護職が変化に対応し、生命や暮らし、尊厳を守り支え続けるために、2025年6月に「看護の将来ビジョン2040」を公表しました。

公表されたビジョンには、将来を見据えて看護が進むべき方向性や、果たすべき役割が明示されています。

日本看護協会のでは、「看護の将来ビジョン2040」を実現するための改革に取り組んでいます。

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