血圧計で健康管理

診断用機器

いつでも気軽に何処でも測定できる血圧計。
その、血圧計に正しい測定場所があるという事はご存知でしょうか?
ついつい、いつもよりも高めだったりすると「体調が悪いのかな?」と判断しますが、実は体調とともに、設置場所の環境でも身体は影響を受けることもあります。
いつもより誤差が出た場合に考えられる事や、正しい血圧計の設置場所を考慮すると、どんなメリットがあるのでしょうか?

【設置場所を考慮する理由は?】

医療機関では、患者様の病気を迅速かつ正確に察知し対処するためにも、血圧計の機械の誤差をなるべく最小限にする必要があります。それは、患者様の負担を最小限に出来る事や、気温・湿度・空調の管理を行うことで、患者や病院のリスクをおさえられるというメリットが大きいからです。
血圧を正確に測定するには、血圧計には気温・湿度は関係のないように思われます。
しかし、気温・湿度は身体に負担・影響を与えやすい事から、環境整備と計測事項を守ることで正確な測定が出来ます。
また、計測をする場合には、観測しやすい服装にします。室温は、急激な寒さや暑さは避ける様にし、適温にするようにしましょう。そうすると身体に急激な変化が起こる事を未然に防ぐ事ができます。

【血圧計の正しい設置場所】

上記のように、気温・湿度などにより体調に変化が与えられることからも十分な環境の配慮が必要といえます。熱いお風呂場で測定する場合には、湿度や気温から身体に与える影響があり、涼しい部屋で測定する場合でもやはり測定に差が出てしまいます。
それ以外にも病院の測定時だけ、緊張して血圧が変動する場合があります。そんな時には、設置場所以外にもいろいろな工夫や配慮が必要になるでしょう。
そういう意味でも、設置場所において、患者様が落ち着かない場所で測定する場合には、誤差のリスクを考慮しなければなりません。

【血圧計の正しい使い方】

次に、血圧計の正しい測定方法です。
テーブルのある場所に固定し、観測機器に合わせて、聴診器に支障がないように静かにします。圧力センサーが正常に作動するように取り扱いにも気をつけます。
リラックスした状態で、姿勢を正し、器具の位置が正しいポイントにあてられているかを確認します。
背もたれのある椅子を利用し、正しく姿勢を整えるとより正しい血圧数値が測定できるでしょう。

【まとめ】

血圧計は生命の維持の観測器の役割を担っています。ですから、体の危険信号のサインを即座にキャッチできる役割の機能を最大限に果たさなければなりません。設置場所においても、誤差のリスクを考慮し正しい血圧値を測定できるよう工夫しておきましょう。

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