日本病院会とは?活動や役割・目的を簡単に紹介

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日本病院会は、日本の病院のすべての経営主体が参加する会員組織です。

病院の発展・使命遂行・社会福祉増進に寄与することを目的としており、全病院の一致協力で病院の向上発展と使命遂行を図り、1951年に設立されました。

公益法人改革を受けて、2012年4月1日からは一般社団法人日本病院会となりました。

そこで、日本病院会について、活動や役割、目的を簡単に紹介します。

 

日本病院会の活動

日本病院会は、病院の向上発展と使命遂行を図りながら、社会福祉増進への寄与を目的として活動する組織です。

活動内容として、具体的には以下が挙げられます。

・医療制度・病院制度の調査研究…医療制度や病院を取り巻く環境変化への対応に向けて、調査研究の実施のもと提言や要望活動を行う

・病院管理・運営の改善…病院の経営改善・医療の質向上・働きがいのある職場環境づくりなど、病院運営に関する情報提供・支援を行う

・医療従事者の教育研修…医療従事者のスキルアップを目指す講習会・セミナー・通信教育などを開催する

・医療の質向上…日本病院会QIプロジェクトなどを通じた医療の質測定・評価・公表の指標検討と、各病院のPDCAサイクルの支援を行う。

・広報活動…病院に関する情報発信と、国民理解を深める活動を行う

・関係機関との連携…国・関係行政機関・医療団体などと連携した医療政策の推進・課題解決への取り組みを行う

 

日本病院会の目的

日本病院会の目的は、病院の向上発展と使命遂行を図り、社会の福祉増進に寄与することです。

たとえば以下の多岐に渡る活動を通じて、質の高い医療サービスの提供を目指しています。

・医療制度や病院制度の調査研究

・病院の管理運営や施設の改善向上

・病院関係者の教育や指導

・医療職員の養成確保

など

1947年に日本病院協会として設立され、一般社団法人として法人格を取得後、1956年に日本病院会に改称された組織です。

病院の向上発展と使命遂行、社会の福祉増進への貢献を理念として、医の倫理の確立と病院医療の質向上を目指していることが特徴といえます。

 

日本病院会の役割

日本病院会は、病院・医療の質の向上や、病院経営の健全化などを目指して、調査研究・政策提言・研修事業などを行う組織であり、以下を役割とします。

・病院の経営改善や運営効率化の支援を行う

・医療技術進歩や医療制度変化への対応に向けた情報提供や研修を行う

・病院の国際的活動を支援する

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