医療機器・介護ロボットの種類|自立型とは?サポート専門の機器を簡単に紹介

生体現象測定記録・監視用機器

医療機器の介護ロボットのうち、自立型では歩行や食事などの日常生活動作を自力でできるような支援を行います。

たとえば、介護現場において利用者の歩行における膝への負担を軽減することや、ベッドから車椅子への移乗をサポートするなどが挙げられます。

利用者の自立を促すことで、心理的な負担軽減につながり、介護者の身体的負担を軽くすることもできます。

そこで、医療機器の介護ロボットの種類にうち、サポート専門の機器である自立型を簡単に紹介します。

 

自立支援ロボットの種類

自立支援ロボットと呼ばれる機器は、主に以下の種類に分けることができます。

・見守り支援ロボット

・離床感知ロボット

・移乗支援ロボット

 

見守り支援ロボット

見守り支援ロボットは、赤外線・温度・画像などのセンサーで、見守り対象者を感知し、異常な行動などを確認したときにスマートフォンやタブレット端末へ通知を送るロボット機器です。

介護施設などでは、入居者の顔画像などを長く残せないこともあるため、赤外線センサーを使った動きの感知は危険の察知にも役立ちます。

ベッドからの転落や転倒事故などの防止につながるでしょう。

 

離床感知ロボット

離床感知ロボットは、ベッドのマットレスと寝具の間に敷いておくことにより、ベッドからの離床を感知するロボット技術です。

重さや圧力を感知するセンサーにより、寝返りと離床の区別もできます。

呼吸の状態や脈拍などの測定を可能とするタイプは、要介護度が高い方や看取りが近い方の観察に役立ちます。

 

移乗支援ロボット

移乗支援ロボットは、たとえば、ベッドから車いす、車いすからトイレの便座など、移乗をサポートするロボット技術です。

寝ている人を持ち上げる動作のサポートをするタイプのロボットもあれば、介護者の足腰の負担を緩和できる型、またはベッド自体が車イスへ変化するタイプなど種類もいろいろあります。

この中でも、寝ている人を持ち上げる動作のサポートタイプは、人の体の下へロボットの一部のシートが差し込まれ、シートごと体を持ち上げます。

介護者の足腰の負担を緩和できるタイプは、介護を受ける方ではなく、介護者が装着して使用します。

油圧や空気圧などの動力の利用で、介助者の足腰の筋肉以上に力を引きだすサポートを行うことが特徴といえます。

最後にベッドが車いすへ変化するタイプは、普段はベッドとして使い、車いすで使用するときには調整により変えられるため大変便利です。

ピックアップ記事

関連記事一覧