医療機器の保守点検は重要? ~心電図計測器の点検項目とは~

生体現象測定記録・監視用機器

心電図計測器の保守点検には、どのような項目があるのでしょうか。心電図計測器や保守点検がどのようなものなのか簡単に解説します。保守点検の重要性について理解し、安全で正しい検査を行いましょう。

心電図計測器と心電図検査について

心電図計測器とは、心臓の収縮運動によって変動する筋肉の活動電位を記録する医療機器です。活動電位とは筋肉や神経などが興奮した時に生体に生じる電気反応の一要素を意味します。

心臓の活動に伴って発生する電気反応について、活動電位として検知することにより心臓の状態を知る医療機器が心電図計測器。それによって記録される、活動電位の時間的変化を示す波形データが心電図というわけです。

心電図計測器を用いた検査では、心臓に異常がないかを5分程度で確認することができます。検査を受ける方にベッドへ横になってもらい、電極を身体の特定箇所に取り付けて検査を行います。

検査では、心臓の筋肉が厚くなっていないか・不規則に震えていないか・電気刺激が脚部分で途絶えるなどの異常がないかを知ることができます。病気を早期発見するために、とても重要な検査です。

医療機器の保守点検について

保守点検とは、消耗品の交換・清掃・校正のことです。校正とは、医療機器が正常に動いているのか確認することです。正常に動いている機器と、確認したい機器を同じ条件で動かした時に出る数値を見て比較します。

保守点検には日常点検と定期点検があり、実施する時期や内容によって分けられています。日常点検は機器を使用する前後に行い、動作に異常がないか確認をします。

定期点検は、たとえば半年ごとなど、定められた期間おきに行われ、機器の性能が維持されているか専用の検査機器などを使用して確認します。保守点検は人工呼吸器や心電図計測器など、点検対象となる機器を使用している医療機関に義務付けられています。

また、保守点検を正しく行える専門業者などへ委託することも認められています。保守点検を行うことで機器が正しい性能を発揮できるため、医療事故防止につながります。

心電図計測器の保守点検

上記で紹介したように、医療現場において機器の保守点検はとても重要です。心電図計測器の保守点検のうち、日常点検で行う項目をいくつか見ていきましょう。

●電源を入れる前に、ディスプレイ・外装・コードなどの消毒や清掃ができており乾燥した状態であるか確認する
●電源を入れる前に各部品の必要数・配置・破損・変形・汚れ・記録紙の在庫など、不備がないか確認する
●電源を入れる前に、各コードがきちんと接続されているか確認する
●電源を入れた後、電源ランプ・ディスプレイ・モニター・操作パネルの状態が適切であるか確認する
●電源を入れた後、匂い・発煙・発火がないか確認する
●電源を入れた後、データの読み込み・記録・保存・印刷ができるか確認する
●終業時、必要なデータがメモリーカードに保存されているか確認する
●終業時にきちんと電源が切られており、装置の保管状態が適切であるか確認する
●終業時、装置の外観に破損・変形・汚れ・水分付着などがないか確認する
●終業時、電極類などの部品の消毒や清掃を行う

まとめ

今回は、心電図計測器の保守点検についてご紹介しました。正しい検査を行うためには、機器を正しい状態で使用することが大切です。日常点検と定期点検を行い、医療事故などが起きないよう安全確保に努めましょう。

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