日本製薬工業協会(JPMA)とは? 活動内容や目指すビジョンを簡単に紹介
日本製薬工業協会(JPMA)とは、医薬品の開発・製造・流通に携わる企業の活動をサポートし、医療や公衆衛生の向上を目指す活動をする製薬企業の業界団体です。
研究開発志向型の製薬企業が加盟し、革新的で有用性の高い医薬品の開発や、製薬産業の健全な発展を通じた健康と医療の向上へ貢献することを目指した活動を行っています。
そこで、日本製薬工業協会について、 活動内容や目指すビジョンを簡単に紹介します。
日本製薬工業協会とは
日本製薬工業協会(JPMA)とは、革新的な新薬開発を通じて社会貢献を目指す組織です。
製薬産業が健全に発展するために、業界共通の問題解決に向けて、多面的な事業展開を行っています。
医薬品を通じた日本と世界の健康と医療向上に貢献することを目指す組織であり、政策提言や医薬品規制の国際調和、グローバルヘルス問題に対応するなどの多岐に渡る活動を行っていることが特徴です。
日本製薬工業協会の活動内容
日本製薬工業協会(JPMA)は、製薬産業共通の問題を解決するため、医薬品を正しく理解してもらう活動を行い、国内外との連携を図る活動も展開しています。
製薬産業発展の取り組みとして、厚生労働省に政策策定や提言を行い、国際化に対応するなどの取り組みを進めている団体です。
世界の医薬品市場でも主要な製薬団体として活動を行っており、米国研究製薬工業協会や欧州製薬団体連合会などの海外の製薬団体と協力して、国際的な医薬品規制の調和を目指します。
また、世界規模での感染症対策や伝染病対策、ニセ薬問題など、世界規模の医療や医薬品の問題に対応する国際製薬団体連合会にも加盟しています。
日本製薬工業協会の目指すビジョン
日本製薬工業協会(JPMA)では、2025年に「製薬協 産業ビジョン2025」を掲げ、目指すビジョンを公開していることが特徴です。
ビジョンでは、新薬を1日でも早く患者へ届けるために行っている日本製薬工業協会の取り組みがまとめられています。
AIなどの最新技術を使った新薬や、モバイル機器の活用による患者への生活指導と情報共有など、新たな医療が患者に届くまでの流通や薬投与に関する医療形態改善までに及びます。
政府には積極的に提言を行い、製薬産業界や大学とも連携を強化して、取り組みを進めることもビジョンで宣言しています。
支援を仰ぐ取り組みが、日本製薬工業協会では重点的に行われているようです。


