海外医療機器技術協力会(OMETA)とは?役割や目的・活動内容を簡単に紹介
海外医療機器技術協力会とは、発展途上国に日本製医療機器が供与された後のフォローアップやアフターケアを実施し、現地医療機関の発展と日本製品の信頼維持を支援する組織です。
現地の機材の再活性化や保健・医療機関の健全な発展の助成により、日本の国際協力事業を支援します。
医療機器を海外市場に送るだけでなく、医療の質向上と日本製品の信頼確保を担う特定非営利活動法人です。
そこで、海外医療機器技術協力会(OMETA)について、役割や目的、活動内容を簡単に紹介します。
海外医療機器技術協力会(OMETA)の役割
海外医療機器技術協力会(OMETA)の役割として、以下が挙げられます。
・医療機器の持続性を保つ
・国際協力の質を向上する
・信頼性維持と市場開拓を支援する
医療機器の持続性を保つ
海外医療機器技術協力会(OMETA)は、医療機器の持続性を保つ役割を担います。
現地で故障した医療機器の保守ができなかったり使い方がわからないかったりなどの理由で、使用されなくなるケースが多いため、アフターやフォローを通じた有効活用を図ることが必要です。
国際協力の質を向上する
海外医療機器技術協力会(OMETA)は、国際協力の質を向上する役割を担います。
物資を送るだけにとどまらず、医療体制全体を考慮した技術支援や人材育成などの協力を行い、開発途上国の保健医療の底上げに寄与することが求められます。
信頼性維持と市場開拓を支援する
海外医療機器技術協力会(OMETA)は、信頼性維持と市場開拓を支援する役割を担います。
納入品のアフターケアを整えて、ブランド・評価に関する維持・向上を図ることで、将来の輸出促進に繋がります。
海外医療機器技術協力会(OMETA)の目的
海外医療機器技術協力会(OMETA)の定款による目的は、開発途上国の保健・医療機関に日本から供与された医療機器や関連機材のフォローアップやアフターケアを行い、納入機材が適正に機能し続けるための再活性化を図ることとされています。
また、現地医療機関の安定・健全な発展を助成することも含まれます。
国際協力事業を支援しつつ、日本製の医療機器や関連機材の海外市場での信用保持に寄与することも目的としています。
海外医療機器技術協力会(OMETA)の活動内容
海外医療機器技術協力会(OMETA)の具体的な活動内容として、以下が挙げられます。
・フォローなどのケア
・医療機関の支援
・ブランド・信頼性の維持
・情報発信と国際交流
特に、開発途上国に供与された医療機器が長期使用されるように、現地でフォローを実施し、再活性化させることを重視しています。


