歯科診療で重要視される耐久性とは?材料と設備に影響する要因を解説
歯科診療で重要視される耐久性とは、治療のために使用する歯科材料や、詰め物・被せ物などの修復物、さらに医療機器本体の耐えられる力です。
患者の口腔健康を長期で維持し、安全で質の高い医療を提供する上で極めて大切なことといえるでしょう。
そこで、歯科診療で重要視される耐久性について、材料と設備に影響する要因を解説します。
歯科診療における耐久性とは
歯科診療における耐久性とは、使用する材料とセルフケア、メンテナンスによって左右します。
歯科材料の耐久性は、予後や再治療のリスクに直結するため、日々のセルフケアや適切なメンテナンス等が重要です。
診療で使用される材料は、保険診療と自費診療の2つにより異なりますが、それぞれの耐久性を説明します。
・保険診療の材料
・自費診療の材料
保険診療の材料
保険診療の材料は以下の2つです。
・銀歯(金銀パラジウム合金)
・コンポジットレジン(歯科用プラスチック)
銀歯(金銀パラジウム合金)は、5~10年程度の寿命で、耐久性はあるものの経年劣化による適合不良や金属アレルギーのリスクはゼロではありません。
コンポジットレジン(歯科用プラスチック)は安価で手軽に使用しやすいことが特徴ですが、セラミックなどと比べたときには摩耗や変色が起こりやすい傾向が見られます。
自費診療の材料
自費診療の材料には以下の2つが挙げられます。
・セラミックやジルコニア
・ゴールド
セラミックやジルコニアは、天然歯に近い硬さ・適合性・審美性や、高い耐久性が特徴です。
適切な使用で、摩擦や変色はなく、10〜20年以上など長期で安定した状態を保てます。
ゴールドは適度な柔軟性があり、歯になじみやすく非常に耐久性が高いことが特徴です。
歯科材料の耐久性へ影響を及ぼす要因
歯科材料の耐久性へ影響を及ぼす要因は、食いしばりや歯ぎしりなど、過度な力がかかることです。
毎日の丁寧な歯磨き・フロス、歯科医院でのプロフェッショナルケアで、修復物の寿命を延ばしましょう。
医療機器の耐久性
歯科診療で使用する歯科ユニット・レントゲン装置・滅菌器などは、毎日の診療環境に耐えられる耐久性が必要です。
機器が故障すると、診療は中断してしまいます。
滅菌器(オートクレーブ)などは院内感染を防ぐ上で重要な役割を担うため、衛生関連機器の耐久性は特に重要です。
メーカーによる保守部品の保有期間や、法定耐用年数などは会計上の基準であるため、適切なメンテナンスと定期点検で寿命を延ばしましょう。


