【麻酔器】医療機器の中古市場とは?

治療用機器

個人開業の乱立や診療報酬の減算、そして医療を担う人材の不足により、病院やクリニックの経営は必ず成功するとは決して断定することができない時代となりました。特に医療機器の導入に関しては開業時・開業後でも大きなポイントになります。最新の機器を導入することは大きな宣伝効果をもたらしますが、反面で大きなコストになります。そこで考えていきたいのが「中古医療機器」です。中古医療機器を導入することでコスト対策になることは言うまでもありませんが、中古医療機器について関心のある経営者や医師の方はあまりおられないのが現状です。今回はこの「中古医療機器」について解説をしていきます。

○中古医療機器を導入するメリット

中古医療機器を導入するメリットな何よりも「価格」にあります。最新の機器であれば定価の8〜9割程度の価格、発売から5年経過していれば定価の半額程度の値段となります。さまざまな機器を揃えなければならない開業時では大きなコストダウンを実現することができます。

もちろん、すべての医療機器を中古購入するのではなく、病院やクリニックの目玉となる医療機器は最新の新品を購入しておき、その他の医療機器は中古で揃えるという方法がよいでしょう。

○麻酔器の中古購入は?

中古医療機器では麻酔器の購入も例外ではありません。麻酔器の中古品を取り扱う業者といえばオリックス・レンテック株式会社、M-cast、Hospital Supply Japan、株式会社グリーンメディカル等で中古品の麻酔器を取り扱っています。変わり種でいえばYahoo!オークションでも中古の麻酔器が出品されています。

インターネットの普及により様々な方法で中古医療機器が販売されていますが、安易に値段が安いだけの理由で中古医療機器に手を出すとすぐに故障してしまうといったトラブルに巻き込まれる可能性が高いでしょう。中古医療機器は価格面でいえば確かメリットがありますが、きちんと販売業者を見極める必要があるのです。

○中古医療機器は販売業者の選定が重要!

中古医療機器を販売する業者はメーカーの知らないところで機器を販売している業者も多くあり、点検やメンテナンスを怠っているケースもよくみられます。良質な中古医療機器=信頼のおける販売業者を探すことといっても過言ではありません。

信頼のおける販売業者とは、購入後のアフターフォローが充実しているか、点検・メンテナンスの履歴を開示しているか、極端に相場と合わない金額を提示していないかというポイントを見極めるとよいでしょう。

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