医療機器におけるリーフレットの重要性とは?役割や注意点を解説

診断用機器

医療機器におけるリーフレットは、製品紹介冊子や患者向け説明チラシのことです。

単なる紙媒体の販促物ではなく、デジタルと融合したツールへと進化しており、手渡しに留まらずデジタルデータへ誘導する役割も担います。

そのため、現在の医療機器リーフレットは、アナログによる信頼性とデジタルの利便性をつなぐ架け橋です。

医療従事者や患者が、正確な情報を安全に迷わず取得し、医療機器を安心して活用できるためのツールがリーフレットといえます。

そこで、医療機器におけるリーフレットの重要性について、役割や注意点を解説します。

 

現在の医療機器のリーフレット

現在の医療機器リーフレットは、静止画では伝えにくい情報も補えるAR(拡張現実)やQRコードを介した「スマート・リーフレット」が主流となりました。

吸入器・血糖値測定器・CPAPなどの家庭用医療機器のリーフレットには、操作方法の実演動画へリンクできるQRコードが必須です。

紙媒体のリーフレットのみの説明では、操作方法がわかりにくいケースも多々ありますが、実際に使用している実演動画があれば、迷わず使いやすいでしょう。

高齢者でも迷わずリンクへアクセスできるように、音声ガイド付きWEBページへ直接誘導する設計などが一般的です。

また、医療従事者を対象とした、手術支援ロボットやカテーテルなどのリーフレットには、AR活用機器の構造やシミュレーションを立体で確認できる工夫などもされています。

 

医療機器のリーフレットの役割

リーフレットは、医療機器導入において患者の不安を解消するためだけでなく、意思決定を支援するツールとしての役割も担います。

そのため、できる限り患者がわかりやすいように、専門用語は避ける平易な言葉が使われます。

また、メリットやリスクを一目で理解しやすいように、ピクトグラムや大きめのフォント使用などが採用されています。

オンライン診療と家庭用機器を連動させることの普及が進む中で、万一、自宅でトラブルが起こった場合でも、スムーズに対応してくれるコールセンターの連絡先も目立つ位置に記載されているため安心です。

 

医療機器のリーフレットの注意点

医療機器のリーフレットの注意点として、薬機法(医薬品医療機器等法)の厳格な広告規制下が挙げられます。

「絶対に完治する」

「世界で最も優れた精度」

などの、断定的な表現は厳禁とされており、使用の目的や効能等の範囲で、客観的なデータに基づいて記載することが大切です。

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