女性外来とは?診療内容や女性外科の対象疾患を簡単に紹介

生体現象測定記録・監視用機器

女性外来とは、女性特有の疾患や症状に関する診断や治療を、女性のドクターが対応する診療科です。

たとえば女性外科では、婦人科疾患(子宮筋腫・卵巣嚢腫など)・乳腺疾患・更年期障害・骨粗鬆症など、女性のライフステージで起こりやすい特有の疾患や症科に対応します。

多くは女性医師が担当し、女性特有の悩みに寄り添ったサポートやケアを行います。

そこで、女性外来について、診療内容や女性外科の対象疾患を簡単に紹介します。

 

女性外来とは

女性外来では、女性特有の疾患や症状について、総合的な診断を行います。

対応する医師は基本的に女性ドクターであり、男性医師には相談しにくいことや、受診しづらさを感じるときにおすすめです。

全国各地に女性外来が開設されるケースが増え、新聞やマスコミなどでも取り上げられるようになったといえます。

男性と女性では、悩みを抱える疾患が異なることや、同じ病気でも病状は人によって異なります。

性差に配慮した性差医療が必要と考えられるようになったため、女性外来が増えたといえるでしょう。

また、女性の場合、家庭内の問題を含めた心身の悩みなどが多く、総合的に診てもらいたいケースも少なくありません。

女性外来のあり方も少しずつ変化しているといえますが、いずれの場合でも、まずはしっかりと話を聞いた上で患者の全体像を理解することが必要です。

主に相談する内容としては、以下のとおりです。

・月経不順

・不妊

・貧血

・性感染症

・膠原病

・ホルモンの病気

・更年期障害

・骨粗しょう症

・不眠

・うつ

・子育て・家庭内暴力などの環境問題

など

 

女性外来の診療内容

女性外来の診療内容は、まずはヒアリングをしっかり行うことが必要となるため、30分ほどの時間枠を設けた予約外来が基本です。

通常の保険診療では赤字になるため、一部の病院を除き、自費診療を導入していることが多いといえるでしょう。

性差医療の観点からは、担当医は男性医師でも問題ないといえるものの、ほとんどは女性医師が担当します。

多くの病院や診療所では、産婦人科・内科・老年科・精神科の医師が担当し、必要なときには他の診療科や病院への紹介が行われます。

 

女性外科の対象疾患

女性外科(婦人科)では、以下の疾患が対象となります。

・子宮筋腫・子宮内膜症などの良性婦人科疾患

・月経困難症・月経前症候群などの女性特有の病気・症状

・月経や更年期などに関連する様々な症状

ピックアップ記事

関連記事一覧