人工臓器・移植外科とは?人工臓器や診療科の診察内容について簡単に解説

生体現象測定記録・監視用機器

医師が診察する身体の部位や疾病は、診療科ごとに大きく異なります。

診療科は複数あるものの、それぞれどのようなときに受診すればよいのか迷うこともあるでしょう。

そこで、人工臓器や、人工臓器・移植外科について、どのような診療科なのかなど解説していきます。

 

人工臓器とは

「人工臓器」とは、臓器機能を人工物で代行するものです。

体内などに埋め込まれることで、半永久的に使用されるもののあります。

たとえば人工肺などの人工臓器は、生体肺の機能の一部を一時的に代行する目的で使われます。

人工臓器の目的は、主に次の3つです。

・臓器の機能不全の患者(病気の終末期などの患者)で臓器移植を待機中の方の補助をする

・医者や看護師に頼らず病気を管理できるようにすること

・生活の質(QOL)を向上させること

たとえば人工内耳や人工視覚装置などは、日常生活で支障をきたす部分を解消でき、人と人のコミュニケーションを促進できます。

それにより、患者の生活の質が向上したり精神的健康が改善したりといったことが期待できるでしょう。

 

人工心臓の問題点

人工臓器のうち、人工心臓は心臓のポンプ機能が弱ってしまった患者に対し、心臓のポンプ機能を機械で代行させるものです。

人工心臓移植後の5年生存率は90%以上となっており、15年でも80%以上で、長く生存できることが期待できます。

ただ、長期に渡り使用しなければならない植え込み型人工心臓は、最大の課題として抗血栓性が挙げられます。

連続流型のポンプで軸周りは血栓が不着しやすく、素材の選択やデザインがポンプづくりの最大の鬼門となっているといえます。

 

人工臓器・移植外科とは

人工臓器・移植外科では、末期の肝疾患患者の治療方法として、生体および脳死肝移植を行います。

ただし脳死肝移植は、緻密な管理が求められるため、人工臓器・移植外科だけでなく他の診療科も含めたチーム連携医療が必須となります。

心臓・肺・肝臓・腎臓などの内臓機能が損なわれれば、色々な病気を発症します。

その病気が重ければ、生命の危機にさらされることになるでしょう。

このような臓器を代行することを目的に開発されたのが人工臓器であり、さまざまな治療を通じた機能補助が行われています。

人工臓器といっても種類はいろいろあり、すでに日本では30万人近い患者の命を救っている人工腎臓もあれば、臨床使用されていない人工肝臓などまで様々といえます。

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