日本分析機器工業会とは?役割と目的・事業内容を紹介

生体現象測定記録・監視用機器

日本分析機器工業会(JAIMA)は、分析機器の技術向上と分析機器産業の高度化を図り、科学技術の進歩・発展への貢献を目的とした一般社団法人団体です。

分析機器の品質・性能の改善と、分析機器の情報収集・提供や、規格・基準の策定、展示会・講習会の開催などにおける活動を行います。

そこで、日本分析機器工業会とはどのような団体なのか、役割と目的、事業内容を簡単に紹介します。

 

分析機器とは

分析機器とは、物質の組成・性質・構造・状態などを定性的・定量的に測る機械・器具・装置です。

用途別に分けると、以下に大別されます。

・ラボラトリー用(実験・研究用)

・環境用

・プロセス・現場用

・保安・作業環境用

・医用(検査装置)

・自動化関連機器・情報処理システム

・バイオ関連分析機器

・その他

 

日本分析機器工業会とは

日本分析機器工業会(JAIMA)とは、1960年に設立された日本経済の発展と国民の文化的生活向上に寄与することを目的とした組織です。

分析機器の技術向上と分析機器産業の高度化により科学技術の発展を図る活動を行っています。

 

日本分析機器工業会の役割

日本分析機器工業会の役割は、以下の工業会基本方針の中で、6つの項目を掲げて活動を進めることです。

・委員会事業の連携強化・成果の還元

・国内外の諸団体とのグローバルな連携強化

・情報の受発信の充実

・JASISの更なる飛躍

・会員各社の連携によるソリューション提供

・新時代に対するイノベーションと人材育成投資への貢献

たとえば、以下のデジタルラボの構築と、生成AIの活用による一層の進化に取り組みます。

・省力化・生産向上のためのラボの自動化

・研究開発等における分析データの統合管理

・運営するための共通データフォーマット

 

日本分析機器工業会の事業内容

分析機器・装置は、色々な市場で広く普及しています。

装置や操作性の改良、パソコンとの連携などで、たとえ専門家でなくても容易にデータが取得できます。

日本分析機器工業会は、分析機器に関する研究・調査・技術向上・需要開拓・高度化を図る上で必要な関係機関との協力により、以下の事業活動を行っています。

・分析機器に関する調査・研究

・分析機器に関する情報収集・分析・提供

・分析機器に関する規格・基準策定・標準化推進

・分析機器に関する展示会・講習会の開催

・分析機器に関する内外関係機関との交流・協力

・その他、日本分析機器工業会の目的達成のために必要な事業

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