眼科とは?外科的治療と内科的治療の違いや受診対象の年齢を紹介

眼科とは、目の病気や視力に関することを扱う診療科です。
たとえば、視力が低下したときや目に違和感がある場合、痛み・かゆみ・充血などの不調の際に受診する診療科といえます。
眼の健康を維持し、失明することなく視力を保つために、とても重要な役割を担います。
そこで、眼科について、外科的治療と内科的治療の違いや受診対象の年齢を紹介します。
眼科とは
眼科とは、目の病気や障害を専門とする診療科です。
眼球やその周辺組織に関する疾患を専門とする医学分野であり、たとえば、目の痛み・目のかゆみ・充血・眼精疲労・視力低下・ドライアイ・眼精疲労などの目の不調を感じたときに受診します。
まぶたが腫れぼったいときやものもらいがあるなど、目や目の周辺に異常を感じたときには眼科を受診しましょう。
また、視野・視力・色覚など視機能異常や眼球・視神経・眼球付属器の疾患などにおいては、個人のクリニックでは対応できず、病院を紹介してもらうことになると考えられます。
さらに眼に不調が見られるときは、高血圧症や糖尿病などの全身疾患が関係している恐れもあるため、見えにくさなどを感じた場合には受診したほうがよいでしょう。
眼科の外科的治療と内科的治療
眼科には、外科的治療と内科的治療があります。
眼科では眼球という小さな臓器を専門とするため、領域の範囲は狭いと感じやすいですが、想像以上に広い領域をカバーします。
また、小さな組織であるものの疾患の数は多いため、外科的要素と内科的要素を含みます。
まず、外科的治療には以下が挙げられます。
・白内障
・網膜剥離
・眼形成などの顕微鏡手術
・目の奥に薬物を直接作用させる硝子体内注射
・隅角や眼底に対するレーザー治療
次に内科的治療として、以下などがあります。
・点滴
・皮下注射
・内服
・点眼治療
眼科を受診する対象年齢
眼科を受診する対象年齢に、特に決まりはありません。
誕生したばかりの赤ちゃんの未熟児網膜症から、緑内障や白内障で悩む高齢者まで、幅広い患者を対象としています。
そのため、以下の知識が必要です。
・周産期異常
・染色体異常
・代謝疾患
・糖尿病
・神経
・循環器
・血液
・内分泌
・皮膚などの疾患
・他科薬剤による眼副作用
・悪性腫瘍
全身疾患の知識も必要であり、目の健康維持や生活習慣病との関連性を考慮した指導なども行います。
診断から手術を含めた治療と生活支援まで、患者の生涯と向き合う診療科ともいえるでしょう。