日本歯科商工協会とは?活動における役割や目的を簡単に紹介
日本歯科商工協会は、歯科業界の事業者を支援する団体であり、歯科医院の経営支援や業務効率化を図る情報提供などを行います。
歯科器材や薬剤の製造・販売・流通に携わる企業を会員とした組織で、会員同士が密に相互連絡を行い、優れた器材や薬剤の製造・配布・情報提供を進めています。
歯科医療のサービスの質向上と国民福祉増進に貢献することを目的に運営している組織ともいえるでしょう。
そこで、日本歯科商工協会について、活動における役割や目的を簡単に紹介します。
日本歯科商工協会の役割
日本歯科商工協会は、歯科用の医療機器・薬品・関連機材の開発・製造・販売・輸入・流通を担う組織です。
歯科で扱う医療機器の器材の品質向上や安全性確保、情報提供や行政対応などで、業界を健全に発展させるための役割を担います。
活動内容としては、以下が挙げられます。
・診療報酬改定資料
・保険関連通知の提供
・産業廃棄物処理業者の一覧表公開
・医療機器のサイバーセキュリティに関する説明会開催
・MDR認定講習会の開催
・国際標準化への貢献
など
そのため、日本歯科商工協会の役割は以下となります。
【情報提供・研修などの活動】
・診療報酬改定の資料や保険関連通知を提供する
・医療機器業のプロモーションコードについて説明会を開催する
・歯科器材MDR認定制度の創設や講習会を開催する
・医療機器販売・貸与業などの管理者や修理業の責任技術者に向けた研修を継続して実施する
【品質向上・安全性確保を目指す活動】
・歯科器材や薬剤の品質向上と安全性保持、規格化を促進する
・新たな歯科医療機器や医薬品に関する問題点を検討する
・医療機器のサイバーセキュリティ対応についての情報を提供する
【規格標準化・国際協力の活動】
・日本の規格を国際規格に反映させるため、国際標準化会議も代表を派遣し、ユーザーの立場として意見を述べる
【業界発展・連携における活動】
・行政や関係諸団体と連携して業界を健全に発展させる
・業界内のペーパーレス化推進に向けたEDIシステム構築と運営を行う
・ビジョン策定への参画を行う
日本歯科商工協会の目的
日本歯科商工協会の主な目的は以下のとおりです。
・会員の相互連携と情報共有を行う(歯科商工企業間の連絡を密に行い、情報交換して企業活動を活性化させる)
・質の高い歯科器材や薬剤を提供する(高品質で安全な歯科器材・薬剤の製造・販売・流通の推進を行う)
・歯科医療の発展・普及へ貢献する(歯科医療器材や薬剤の知識啓発と普及に努め、歯科医療サービス向上への貢献につなげる)
・国民の健康と福祉を増進させる(歯科医療発展を通じた公衆衛生の普及・向上と国民全体の健康・福祉の増進を図る)


