医療機器が支える要介護高齢者の生活|QOLの維持・向上に向けた活用方法
医療機器は、要介護高齢者の生活の質(QOL)を維持・向上させるために欠かせません。
生命維持のサポートだけでなく、住み慣れた家で生活を続けられる状態の確保と、残存機能を活かすことのできる自立支援などが求められます。
そこで、医療機器が支える要介護高齢者の生活について、生活の質(QOL)の維持と向上に向けた活用方法を解説します。
医療機器による要介護高齢者のQOLの維持・向上
医療機器は、要介護高齢者の生活の質を維持・向上させる上で強力なツールとなります。
自立した生活は、要介護高齢者にとってとても大きな願いといえます。
たとえば、歩行支援ロボットや電気刺激装置などの医療機器を使うことで、運動機能や筋力の維持・回復を促すこととなり、日常生活動作(ADL)を改善できる可能性が拡がります。
また、補聴器や意思伝達装置などを使うことで、聴力や発話能力が衰えた方の社会参加を支援できます。
孤独感が解消され、メンタル的なQOL向上にもつなげられるでしょう。
在宅介護を可能とする医療機器の活用方法
自宅で生活を望む高齢者も増えているため、在宅介護を可能とする医療機器も必要です。
医療依存度が高い方の場合、施設への入所しか選択肢がないケースも見られます。
しかし、小型化・高性能化された医療機器を使うことで、狭くなった選択肢を拡大できる可能性もあるといえます。
たとえば、現在では家庭でも酸素濃縮器・人工呼吸器・持続点滴ポンプなどの使用が可能となりました。
これにより、医療依存度の高い要介護高齢者が、訪問看護などを利用しながら自宅で生活できるようになったといえます。
医療機器による要介護高齢者の安全確保と負担軽減
医療機器により、要介護高齢者の安全を守ることと同時に、介護者の負担軽減も必要です。
たとえば、見守りセンサーなどを使うことで、転倒や転落のリスクの検知が可能となり、安全確保と負担軽減へつなげられます。
高齢者自身の安全の確保だけでなく、常時、見守りができない家族介護者の精神的な負担軽減にも貢献します。
介助をアシストできるスーツなども、家族介護者の身体的負荷を軽減につながるため、在宅介護の持続につながるでしょう。
医療機器による要介護高齢者の生活の質向上への課題
医療機器による要介護高齢者の生活の質向上に向けて、解決すべき課題はあります。
経済的な負担はさけられず、操作方法の習得においても、高齢の方には難しいケースが見られます。
ただし、技術革新で使いやすいタイプも増えているため、高齢者の自立を促し生活の質を高める上で今後の発展が期待されるといえます。


