医療情報システム開発センターとは?主な事業内容を簡単に紹介

医療情報システム開発センターとは、医療情報システムに関する調査・研究・開発・実験・成果普及・人材育成を目的とした組織です。
国民の医療確保と情報化社会の発展へ貢献することを使命として活動をしており、電子カルテシステムや医療情報データベースの開発・導入・更新などの支援や、関連施策への協力などで福祉へ貢献しています。
そこで、医療情報システム開発センターとはどのような組織なのか、主な事業内容を簡単に紹介します。
医療情報システム開発センターとは
医療情報システム開発センターとは、患者のカルテ・検査結果・画像データなどの医療情報を電子で管理・共有するコンピューターシステムに関する、総合的な調査・研究・開発・実験などを行う一般財団法人です。
医療情報システムの基本的かつ総合的な調査・研究・開発・実験を行い、成果の普及と要員の教育研修を行い、医学・医術の進展に即応した国民医療確保と国民福祉向上に寄与するために設立されました。
厚生労働省と経済産業省の認可を受けて設立されたのは昭和49年7月であり、これまで50年以上の業歴があり、国の研究開発費により医療情報システム開発を手掛けています。
医療情報システム開発センターの事業内容
医療情報システム開発センターの事業は、FAX・電子カード利用・電子カルテシステム開発への取り組みや、電子カルテ・医療情報システム普及・セキュリティ確保・標準化推進・システム導入の支援などであり、具体的には以下のとおりです。
・厚生労働省や経済産業省などの政府機関の施策に関わる受託事業
・医療情報の継続性維持に必要な用語コードの標準化
・医療機関等への情報提供・講習会の実施
・医療情報システムの安全性確保に関するガイドライン策定・支援
・医療情報システムに関するアドバイザー業務
・医療情報システムに関する基本的・総合的な調査・研究・開発・実験
・医療情報システムに関する安全性・信頼性の研究
・医療情報システムの開発成果の普及・促進
・医療情報システムに関する教育・研修・啓蒙
・医療情報システムに関する資料・その他の情報の収集・提供
・医療情報の収集・提供
・医療情報システムの研究・開発に関する国際協力
・上記事業の実施に伴う内外関係機関との提携・交流
・上記事業に付帯する事業
・その他、財団の目的を達成する上で必要な事業
医療情報システム開発センターは、チーム医療発展や地域医療連携とも深いつながりがあり、受診者の福祉向上に貢献しています。
上記の事業を実施する上では、厚生労働省や経済産業省と密接な連携を保ちながら、コンピュータ関連企業・医療関係者・研究者などの参加の下、調査研究事業等を推進することとしています。