福祉医療機構(WAM)とは?法人の特徴や活動内容を簡単に紹介
福祉医療機構(WAM)は、医療・福祉の施設を支援する公的金融機関です。
病院や福祉施設に融資や助成を行い、医療・福祉サービスの普及や向上を目指す活動を行っています。
多岐にわたる事業を通じ、民間事業者や福祉・医療関係者の活動を支援する組織といえるでしょう。
そこで、福祉医療機構(WAM)について、法人の特徴や活動内容を簡単に紹介します。
福祉医療機構(WAM)とは
福祉医療機構(WAM)とは、特殊法人等改革で社会福祉や医療事業団の事業を引き継ぎ、平成15年10月1日に設立された独立行政法人です。
現在、日本は急速に少子・高齢化が進行しています。
国民一人ひとりが豊かに安心して生活できるように、社会保障の基盤を揺るぎないものへとすることが必要です。
そこで、福祉医療機構(WAM)では国の施策と連携し、福祉医療の基盤整備を進めるための以下の事業を行っています。
・社会福祉施設や医療施設の整備の貸付事業
・施設の安定経営をサポートする経営診断・指導事業
・社会福祉を振興する事業への助成事業
・社会福祉施設職員などの退職手当共済事業
・障害のある方の生活安定を図る心身障害者扶養保険事業
・福祉保健医療情報を提供する事業
・年金受給者の生活支援のための資金を融資する事業
・年金住宅融資等債権の管理・回収業務
など
福祉医療機構の特徴
福祉医療機構(WAM)は、民間事業者や関係者の活動を顧客視点で応援することを経営理念にしていることが特徴です。
国の福祉や医療の政策と密接に連携して、政策効果が最大化するように、総合的に事業を展開します。
また、資金の貸し付け以外にも、情報提供や経営支援、共済制度などのサービスを多角的に提供し、福祉医療活動も包括的に支援しています。
福祉医療機構の活動内容
福祉医療機構(WAM)の主な活動内容は以下のとおりです。
・福祉医療貸付事業…病院・診療所・介護施設・保育所などの施設整備や、経営安定化に向けて必要な資金の貸し付けを行う
・社会福祉振興助成事業…NPO法人や民間団体の福祉・医療活動へ助成する
・退職手当共済事業…社会福祉施設職員の退職金の積立や支給を行う共済制度の運営を行う
・経営サポート事業…福祉医療施設の経営者に政策動向や経営ノウハウなどの情報を提供し、コンサルティングやセミナーを開催するサポートを行う
・WAMNET事業…インターネットを通じた福祉・保健・医療に関する情報提供を行う


