医療機器・介護ロボットの種類|見守り型の特徴や注目される理由を簡単に紹介

生体現象測定記録・監視用機器

医療機器の介護ロボットのうち、見守り型は高齢者を遠隔で守ることを目的としています。

たとえば、カメラやセンサー、AIなどを使って、遠く離れたひとり暮らしの高齢者の状態なども知ることができます。

仮に異常を検知した場合は、家族や介護者にすぐに通知が届くため、転落・転倒・徘徊などによる事故を防ぐことが可能です。

また、睡眠状態や室内の環境確認なども把握できるため、介護者の負担が軽減されるでしょう。

そこで、医療機器の介護ロボットの種類について、見守り型の特徴や注目される理由を簡単に紹介します。

 

見守り型介護ロボットとは

見守り型の介護ロボットは、利用者が安心して日常生活を送るために、安全の見守りや声掛けなどのコミュニケーションを行うロボットです。

主に、施設型・在宅型・生活支援型の3種類があり、この中でも施設型は高齢者施設や病院など、利用者が集団で生活する場所で導入されています。

 

見守り型介護ロボットが注目される理由

見守り型介護ロボットが注目されている理由は、介護現場の人手不足です。

少子高齢化が進む日本では、労働人口減少などどの分野でも人手が足りていません。

中でも特に深刻な人手不足問題に悩まされているのが介護業界であり、増加傾向にある高齢者に対する介護者が足りていない状況です。

現場の介護者一人ひとりが抱える負担も重く、労働環境の悪化が介護業界の人手不足をさらに加速させているとも考えられます。

この問題を解決するためにも、介護の一部を介護ロボットに任せることで、介護者の負担が軽減され、安全で快適な環境を構築できます。

 

見守り型介護ロボットの種類

見守り型介護ロボットは、主に4つの種類に分けることができます。

・人感センサー型

・荷重センサー型

・バイタルセンサー型

・シルエットセンサー型

 

人感センサー型

人感センサー型は、人の体温を感知することで、どこに利用者がいるのか、場所を把握できることが特徴です。

ベッドから離れたときやはみ出した場合でも検知されるため、事故防止にもつながります。

 

荷重センサー型

荷重センサー型は、ベッドにかかる重さを検知するため、利用者の位置や状態把握ができることが特徴です。

 

バイタルセンサー型

バイタルセンサー型は、ベッドマットに備わっているセンサーで、体動・心拍・呼吸を検知するため、利用者の異変の有無をすぐに把握できます。

 

シルエットセンサー型

シルエットセンサー型は、シルエット化された利用者の姿を把握できることが特徴です。

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