医療機器・介護ロボットの種類|移乗支援ロボットとは?特徴や仕様を簡単に紹介

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医療機器の介護ロボットのうち、移乗支援ロボットとは、移乗介助を支援するロボット機器です。

介護現場などでは、移乗をサポートする方が移乗支援ロボットスーツを着用して、利用者がベッドから車いすなどに移乗する際の身体的負担を軽減させます。

ただし、移乗支援ロボットには装着型と非装着型の2種類があるため、状況に合ったタイプのものを選びましょう。

そこで、医療機器の介護ロボットの種類のうち、移乗支援ロボットの特徴や仕様を簡単に紹介します。

 

移乗支援ロボットの種類

移乗介助を支援する移乗支援ロボットは、主に以下の2つに分けることができます。

・装着型

・被装着型

 

装着型

移乗支援ロボットの装着型では、ロボット技術により、ベッド・車いす・便器などへの移乗をサポートします。

主に装着するのは介護を担当する介護者で、要介護者に対する介助の負担を軽減するパワーアシストとしての役割を担います。

なお、着脱は人の手を借りることなく、介護者単独で行えます。

 

非装着型

移乗支援ロボットの非装着型は、介護者に装着して使用するタイプではありません。

ロボット技術でベッド・車いす、便器などへの移乗をサポートすることは、装着型と共通していますが、要介護者の抱え上げ動作の全部または一部をアシストする以下の3つの機能に分かれていることが特徴です。

・抱え込み式…要介護者を正面から抱え込む

・シート持ち上げ式…ベッドに敷いたシーツごと抱き上げる

・ベッド一体型…ベッドと車いすが一緒になっている

また、被装着型のロボットは、移動支援ロボットだけではありません。

排泄支援ロボットでは、要介護者の排泄をサポートします。

排泄処理を自動で行えるものもあり、利用者が装着した専用カップの排泄を検知後、自動での吸引・洗浄・乾燥を行うタイプなどもあります。

入浴支援ロボットでは、要介護者の入浴動作を支援します。

浴槽のシートが電動で昇降し、介護者の立ち座りをサポートするため、無理な姿勢による入浴介助でかかる身体的な負担を軽減させることができます。

また、リハビリロボットなどもあり、身体機能の訓練やリハビリテーションをサポートします。

歩行状態を測定する歩行測定ロボットや、効果的な歩行トレーニングをサポートする機能訓練サポートロボット、さらにリハビリテーションの支援に特化したリバビリサポートロボットなど、ニーズに応じて使い分けられます。

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