医療機器・介護ロボットの種類|セキュリティ型の機能や活躍する現場を紹介

生体現象測定記録・監視用機器

医療機器の介護ロボットのうち、セキュリティ型とは、センサーで利用者の動きを監視することで状況を伝えてくれるロボットです。

たとえば、転倒や徘徊などの異常があったときには、直ちに検知して介護者に知らせます。

主に防犯対策や見守り対策で使用されるロボットといえますが、一人暮らし高齢者の徘徊予防や安全確保に役立てることができます。

介護施設などでは、見守りシステムとして導入されているロボットであり、事故予防に貢献します。

そこで、医療機器・介護ロボットの種類について、セキュリティ型の機能や活躍する現場を紹介します。

 

介護ロボットのセキュリティ機能

介護ロボットのセキュリティ機能とは、主に異常検知や徘徊予防などの見守り機能のことです。

また、通信機能の保護や、プライバシー保護なども含まれます。

要介護者を見守り、異変を検知して、介護者へ通知を送り知らせてくれる機能などが備わっています。

ベッドで寝たきりの高齢者の転倒予防や、認知症の方の夜間徘徊などを防ぐ上で役立つと考えられるでしょう。

そのため、介護ロボットのセキュリティ機能におけるメリットは以下のとおりです。

・見守り機能…センサーで状態を監視し、異常や異変があれば介護者に通知を送ることで、転倒や徘徊による事故を防ぐことができる

・異常検知・通知…転倒や徘徊などの異常を検知したタイミングで通知を送るため、リアルタイムで現状を知ることができる

・プライバシー配慮…ロボットによる見守りのため、本人のプライバシーを保護しつつ、安全性を確保できる

 

セキュリティ型の介護ロボットが活躍する現場

セキュリティ型の介護ロボットが活躍する現場は、認知症の徘徊予防や高齢者の見守りが必要な老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などです。

実際、介護現場でも介護ロボットの導入数は増えているものの、十分に普及しているとはいえません。

その背景には、介護ロボットを導入する上でかかる初期投資の費用が高額であることが関係しますが、補助金制度などを使えば積極的に取り入れることができます。

ロボットは冷たいイメージと勘違いされやすいものの、実際使用すればわかるとおり、介護をする側とされる側の負担が軽減され、もっとはやく導入すればよかったという声も多いようです。

介護施設だけでなく、在宅介護においても負担が軽減されるため、徐々に普及が進むことが期待されます。

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