MRI検査に支障がある、ピアスやステンレスなどの装着の危険性

診断用機器

MRI検査の装置は、強い磁場を発生させて水素原子の向きを変えて元に戻ろうとする特徴を時間差で観察し、水や脂肪と骨などの状態を画像で表す事ができる装置です。この時の磁石の力は強大で、磁石に反応する金属類は危険を及ぼす場合があるのです。ピアスやステンレスなどの装着についても危険性を説明しましょう。

ピアスの装着の判断

MRI検査では、禁じている装飾品の中にピアスがあります。指輪やネックレスのように簡単に外せない場合もありますが、強い磁気の中では壊れる場合もあり、何よりも金属部分が熱を発生する為に火傷を負う場合があり、とても危険なのです。

金属を使用しないピアスもあり、磁石に反応しない場合もありますが、「静磁場」の発生によって、金属の可能性が証明できない場合もあるのです。

危険性を避ける為にも、検査の間だけは、ピアスを外した方が良いのです。万が一、金属でないピアスをしている場合でも、その映像が影になる場合があるので、正確な診断ができずに費用が無駄になってしまいます。必ず身に付けたピアスを外してから検査に臨みましょう。

原子レベルでの医療器機なので、精密な検査を行う為にも、電波障害を起こす原因を取り除く必要があります。美容の顔料やコンタクレンズなど、アートメイクの場合にも、影響を及ぼす場合があるので注意したいものです。

医療事故は、自分の身体を傷つける事になりますし、予め装飾品の危険性についての説明を受けるのですから、万全な状態で検査する事が重要です。

ステンレスなどの金属の危険性

コンタクトレンズにも金属が使用される場合があります。金属などが磁石と引き合う作用を「強磁性体」と言いますが、磁化され熱が発生する作用によって身体に危険を及ぼしますので、注意しましょう。

また、美容の為に、「金のリフト」と呼ぶ糸状の加工を、顔に埋め込む場合にも検査ができません。

金属の中には、強磁性体の性質を持っている対象として、鉄以外にも、ステンレスやニッケルなどがあります。体内にステンレスクリップや骨折などで、ボルトが入っている場合など以下の項目に注意しましょう。

最近手術を行った場合にも、注意が必要です。ステンレスのクリップを使用している場合は、「強磁性体」なので、危険性が高くなりますので、注意しましょう。

1.心臓にペースメーカーを使用されている場合。
2.血管へのステント置換術を受けて間がない場合。
3.古い人工弁の手術を受けている場合。
4.人工の内耳や中耳をしている場合。
5.チタン製以外の金属のクリップが体内にある場合。
6.金属の義眼底や、目に金属片が入っている疑いのある方。
7.骨折をボルトで固定している場合。
8.胴体部分に入れ墨やアートメイクのある方。
9.避妊リングを体内に入れている場合。

まとめ

MRIの装置は、強い磁場を発生する為に、清掃などでも事故が発生する場合があります。鉄やステンレスやニッケルなどは特に注意が必要です。ピアスなどの装飾品は、身体を傷つける恐れがあるので、絶対に外すようにしましょう。金属以外の製品でも、影を映す場合があり、正確な検査ができなくなるので注意しましょう。

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