日本画像医療システム工業会(JIRA)とは?活動と対象商品など紹介

診断用機器

一般社団法人「日本画像医療システム工業会(JIRA)」とは、放射線医療の発展とともに歩み続けてきた団体であり、1967 年に発足しました。

画像医療システムと関連する機器・用品を供給する会社や、医療ICTや人工知能AIを強みとする事業展開の企業などの参加により、約200 社を擁する産業団体へと成長しています。

医療機器産業を健全に発展させることに向けて会員各社の積極的な参加で活動を行っている産業団体ですが、その日本画像医療システム工業会(JIRA)とはどのような団体なのか、活動と対象商品など紹介していきます。

 

日本画像医療システム工業会(JIRA)の活動と対象商品

一般社団法人「日本画像医療システム工業会(JIRA)」は、第四次産業革命の「デジタルトランスフォーメーション(DX)」にむけて、「画像医療システム産業ビジョン2025」のもと以下のビジョンを掲げて活動を行っています。

・社会変化に先駆けた世界をリードする医療イノベーションの実現

・革新的なデジタル技術を活用することによる医療の質向上と医療機器産業拡大への貢献

・世界へ日本の優れた医療・医療システムを提供・貢献

・社会・自然環境の変化に適応したシステム提供による安全・安心・安定した医療の実現

そして「日本画像医療システム工業会(JIRA)」の主な事業活動は以下のとおりです。

・規格の作成・標準化

・品質・安全性・技術を向上させることの研究・調査

・生産・流通・貿易の増進・改善

・展示会・講習会・研究会の開催

・法令・基準などの周知・行政施策への協力

・薬機法に基づく継続的研修

・医療政策・産業政策に関しての調査・情報発信・提言

・市場動向に関しての研究・調査

・保守点検技術者の育成・認定

・DICOM普及

・中小企業の振興

・国際化の推進

・刊行物発行

「日本画像医療システム工業会(JIRA)」の事業対象商品は以下となっています。

・診断用X線装置

・X線CT装置

・診断用核医学装置

・診断用磁気共鳴装置

・診断用画像処理システム

・関連用品(フィルム・薬品類除く)

・X線フィルム及び薬品類

・骨密度測定装置

・その他画像診断装置

・治療用装置

・医療用ソフトウェア

・保守・サービス

・防護工事・防護材

 

日本画像医療システム工業会(JIRA)の目標

日本の医療機器産業は3兆円規模といわれているため、重要な産業といえます。

その中でも画像医療システム産業は国際的なシェアも有しており、DXによる発展と領域拡大が期待されるといえるでしょう。

変化の激しい現代となった今、日本画像医療システム工業会(JIRA)も異文化との協創を通じた医療機器産業の活性化に資する環境構築などで、世界の医療の質向上に貢献することを目標としています。

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