医療現場で導入が進むシステムとは?業務ごとの種類や内容について紹介

診断用機器

医療現場では、現在システムの導入が進んでいます。

ただ、医療現場にもいろいろな分野や業務があり、それぞれ導入されるシステムは異なります。

IT技術が発展し、デジタル化が進むことで、今後さらにシステム導入は進むと考えられます。

そこで、医療現場で導入が進んでいるシステムの種類について、業務ごとの種類や内容を紹介していきます。

 

診察・治療のシステム

診察・治療のシステムは、主に次の4種類に分けることができます。

・電子カルテ

・検査システム

・画像管理システム

・遠隔診療システム

医療機関で扱う色々な情報をコンピュータ処理・管理するための仕組みであり、カルテ・検査・調剤・快泳など様々なデータを管理します。

従来まで紙媒体などアナログ形式で保管していた内容をデジタル化すれば、院内での情報共有や管理がスムーズになるといえるでしょう。

特に電子カルテは、現在も多く採用されている医療システムです。

紙媒体で管理していた患者の氏名・住所・疾患名などがデータベースに記録されます。

検査システムは、臨床検査データを保存・管理することで、検査を円滑に進めることができます。

電子カルテと連携させることで、情報の一元化も可能となります。

画像管理システムでは、CTやMRIなど撮影データをシステムで保管・管理できれば、フィルムではない分保管場所を確保する必要はなく、すぐに必要な画像を取り出すこともできます。

遠隔診療システムでは、離れた場所の医療機関が連携して診断結果などを共有できます。

電子ツールを使ったリモート診察など、オンラインによる診療の実現につなげやすくなるでしょう。

 

薬剤・処方のシステム

医薬品の情報検索や、処方における情報を管理する薬剤・処方のシステムは、医薬品情報の確認や収集が可能です。

処方することが決まれば、薬品の適切な用量・投与期間を確認することもできるでしょう。

複数の薬品の処方においては、相互作用などの確認が必要になるため、適切にシステムが活用されることが期待されます。

 

事務処理のシステム

事務処理のシステムには、受診予約・会計・患者情報管理などのシステムが挙げられます。

外来や検査の予約システムに、レセプトをオンラインで提出できる会計システムを合わせて利用できれば、事務手続の簡素化と効率化が可能となります。

診療報酬請求の手間も軽減され、事務負担や患者の待ち時間軽減につながります。

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