ハートビートとは?医療現場で使われている意味や脈拍のセルフチェック方法を紹介
医療業界で「ハートビート」とは、心臓の鼓動・拍動・心拍などの意味で使われる英単語です。
IT分野でも使われる言葉であり、ネットワーク上で機器が外部に一定間隔で発する信号やデータのことを指しています。
そこで、医療現場で使われるハートビートという言葉の意味や、脈拍のセルフチェック方法について簡単に紹介します。
ハートビートとは
「ハートビート」は、英語で「heartbeat」ですが、「心臓」を意味する「heart」と「鼓動」を意味する「beat」が合わさった言葉です。
人の心臓の規則的な動きであり、「鼓動」や「心拍」を指す言葉として医療分野では使われています。
心臓のビートとは
心臓のビートとは、心拍リズムのことといえます。
正常な心拍数は 60~100 BPMですが、AFの間の心房は 350~600 BPMで鼓動します。
正常な脈拍は1分間60~100回程度とされており、100回以上の場合は頻脈となり、120回以上では何らかの病気が疑われます。
120回以上の頻脈の場合、血液を全身へ効率的に巡らせることができなくなるため、精密検査が必要なレベルと留意しておきましょう。
脈拍のセルフチェック方法
脈拍は、以下の方法で正常なのかセルフチェックできるため、普段から測定しておけば心房細動の早期発見や診断に繋げることができます。
①手の平を上向きにする
②手首の親指側を薬指・中指・人差し指の3本で押さる
③15秒程度拍動を蝕知し脈拍の速度を確認する
④脈拍が速いまたは遅いと感じたら1~2分そのまま継続して測定する
⑤脈拍が不規則なときはクリニックなど受診する
脈拍が100以上ある場合の影響
脈拍が100以上は頻脈と判断できますが、以下の状況や病態が原因と考えられます。
・身体的な活動・運動・ストレスによる生理的反応
・発熱・感染症・貧血など体内異常による代謝増加
・不整脈や心筋症などの心臓疾患
・高血圧や甲状腺機能亢進症など内分泌異常
・薬物副作用・覚醒剤や交感神経刺激薬などの使用
不整脈の原因
不整脈の原因となる心臓病には、心筋梗塞・拡張型心筋症・肥大型心筋症・弁膜症などが挙げられます。
心臓病でない場合でも、高血圧・甲状腺疾患・肺疾患なども不整脈になることがあるため注意してください。
治療が必要な不整脈の場合、放置すれば命にかかわることもあるため、早めに医療機関を受診しましょう。
なお、不整脈の症状は以下のとおりです。
・動悸がする
・異常に脈が速い
・異常に脈が遅い
・脈が不規則・飛ぶ
・胸が苦しい
・吐き気・嘔吐
・呼吸困難
・疲労感・倦怠感
・失神
・めまい
など