心電図で分かる!二段脈の特徴について

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【はじめに】
心臓の心室内で早期に起こった興奮による収縮のことを心室期外収縮と呼び、不整脈の一種とされています。

今回、「そもそも不整脈とは何か?」また「心室で起こる不整脈の種類」についてお伝えしたいと思います。

【不整脈について】

不整脈とは心拍リズムの異常のことを指し、心拍が正常な状態よりも速すぎる場合には頻脈、遅い場合には徐脈など心臓を伝わる電気刺激が異常な経路をとることで生じるとされています。

正常な心拍数は成人の場合、毎分60回から100回ほどです。しかしアスリートがこの正常値よりも少ない心拍数だったり、痛み・刺激などによる心拍数の変化は問題ありません。

【心室期外収縮~二段脈について~】

二段脈の特徴としては心拍1拍ごとの心室期外収縮と正常心電図が交互に見られることが言えます。
心臓に何らかの器質的な疾患がみられない場合には二段脈の場合でもそれほど問題にはされないのですが、心筋が極度の緊張状態にあり、心室の十分な回復を待たずに期外収縮が連発して起こることもあります。これを心室期外収縮の「二連発」と呼んでおり、予後の状態が良くないことから要注意の症状といえます。

また、二段脈は頻脈や徐脈といった不整脈とは異なり「期外収縮」と言ってイレギュラーな拍動の現れ方の中にもパターンがあるものの一種になります。さらに期外収縮は別名「早期収縮」とも呼ばれ、頻脈と似て早いタイミングで拍動が生じてしまいがちです。

【その他の不整脈】

二段脈以外の心室期外収縮について以下お伝えいたします。

・一過性心室頻拍
健常者の方にも起こりえる不整脈のことで、一回心室期外収縮が起こり、その後通常の心拍に戻るものの、再び心室頻拍になるなどの心電図上の状態がみられます。
ちなみに虚血性心疾患の患者さんに起こった場合には即入院となるものです。

・三段脈
二段脈の場合とは異なり、3拍ごとに巨大な心電図上の波を計測する時に起こります。
患者さんにとっては動悸息切れの原因になりうるものです。

・五段脈
5心拍ごとに心電図上の巨大な波を計測するもので、患者さんからすれば「脈が飛んだり」、「胸がドキッとした」などと感じることもあります。

【終わりに】

いかがでしたか?二段脈などの期外収縮は通常の規則的な脈拍の中に不規則な間隔で脈の乱れが起こります。このような症状がみられたとしても健康な人の場合さほど問題になりませんが、心疾患を持っている方にとっては要注意の症状といえます。
医療の現場で役立ててください。ありがとうございました。

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