日本臨床眼科学会とは?日本眼科学会の内容や日本眼科学会の目指すことを紹介

日本臨床眼科学会とは、日本眼科学会主催の年次学術集会です。
眼科領域における最新の研究成果や臨床情報を発表し、眼科医の重要な情報交換の場になっています。
そこで、日本臨床眼科学会について、日本眼科学会の内容や日本眼科学会の目指すことを紹介します。
年次学術集会とは
年次学術集会とは、特定の学術分野の学習テーマに関心のある研究者や専門家などの会員が、年に一度集まって研究成果を発表したり情報交換したりする学術大会です。
会員の知識の啓発や、研究成果の社会還元を目的に開催されます。
同じ分野に関心を持つ研究者が集うため、興味のある情報や意見交換ができることや、知識を深められることがメリットです。
眼科領域とは
眼科領域とは、目の疾患や視覚に関する問題を扱う医療分野です。
眼球と、その付属器であるまぶた・涙器・眼窩などの疾患や、異常を扱います。
視力低下などの診察や、白内障・緑内障・網膜疾患・眼瞼疾患・弱視・斜視・眼外傷・眼腫瘍など、対象となる疾患は多岐に渡ります。
神経眼科・小児眼科・眼形成外科などの診療科との連携も必要になる専門性の高い領域といえるでしょう。
日本眼科学会とは
日本眼科学会とは、眼科学の進歩発展を図り、福祉に貢献することを目的とした組織であり、主な事業内容は以下のとおりです。
・学術集会の開催
・学術論文集・図書の刊行
・学術の振興・奨励
・眼の疾患に関する調査・研究
・市民公開講演会の開催
・内外の関連学術団体との連携
・専門医制度の運営
・生涯教育の推進
など
125年の歴史と伝統のある学術団体ですが、日本の医学系学会では日本解剖学会に次ぐ2番目の古さであり、臨床系では最も長い歴史のある組織とされています。
眼科学が早期の段階で専門分野として認知され、外科学から独立したことを示します。
日本臨床眼科学会の目指すこと
日本臨床眼科学会の目指すことは、未来の医療に貢献することです。
近年、眼科学の発展はめざましく、診断や治療なども進歩しています。
プログラム委員会の先生たちの尽力のもとで、特別講演・招待講演・シンポジウム・インストラクションコース・一般講演など、様々な内容が組みこまれているといえます。
臨眼で共に学び議論し、未来の医療へ貢献したいという考えのあらわれでしょう。
ベテランや若手、勤務医や開業医に関係なく、ともに学んで明日への活力に繋がることを目指すとしています。