医療機関はなぜ不正アクセスなどサイバー攻撃に狙われやすい?理由と対策方法を解説

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医療機関を狙った不正アクセスなどサイバー攻撃は近年増加傾向にあり、人命に関わる業務を行う機関だけにその影響は多大なものであるといえます。

それぞれの医療機関では、セキュリティ対策をしっかりと行うことが大切ですが、そもそもなぜ不正アクセスなどサイバー攻撃に狙われやすいのでしょう。

そこで、医療機関はなぜ不正アクセスなどサイバー攻撃に狙われやすいのか、その理由と対策方法を解説していきます。

 

医療機関がサイバー攻撃に狙われやすい理由

サイバー攻撃とは、インターネットなどネットワークを通じたデータの盗取・破壊・改ざんなどが行われることです。

パソコン・サーバー・データベースなどにインターネット経由で侵入されることで被害を受けますが、その目的は不当に金銭を盗取することといえます。

不正に入手した個人情報や機密情報を高額売買する目的が多いものの、中には営業妨害や単なるいたずら目的というケースもあります。

企業に対するサイバー攻撃の手口は様々ですが、「マルウェア」「不正アクセス」「DoS攻撃」などが多く見られます。

医療機関がサイバー攻撃に狙われやすいのは、

・セキュリティ対策が遅れていること

・脆弱性のある製品を使用し続けていること

などで、いずれにしてもセキュリティ対策が不十分であるからです。

医療機関では患者の個人情報や機密情報などを多数扱っているため、これらの情報を入手されればダークウェブなどで高額で売買されてしまいます。

 

不正アクセスなどサイバー攻撃への対策

医療機関でサイバー攻撃に対し行うべき対策は、主に次の3つです。

・最新ウイルス対策ソフトの導入

・身に覚えのないメールは開封しない

・ファイアーウォールの導入

それぞれ説明していきます。

 

最新ウイルス対策ソフトの導入

ランサムウェアなどマルウェアが侵入することを検知・防止する最新ウイルス対策ソフトを導入しましょう。

マルウェアは日々新しいものが登場するため、古い対策ソフトでは対応できません。

必ず最新のソフトを導入し、OSやアプリケーションも常時、最新状態を保つことが必要です。

 

身に覚えのないメールは開封しない

身に覚えのないメール・URL・ファイルは開封しないことも大切です。

標的型メール攻撃などでは、不審なメールは開かないこと、不審なURLにはアクセスしないことを徹底する必要があります。

 

ファイアーウォールの導入

ファイアーウォールは、企業のネットワークを守る防壁であり、外部からの不審なアクセスを遮断します。

セキュリティ対策として極めて基礎的なことですが、必ず利用しましょう。

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