リウマチ内科とは?診療対象となる自己免疫疾患や種類を紹介

リウマチ内科は、リウマチ性疾患や膠原病などの自己免疫疾患が専門の内科です。
主に、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの疾患が診療の対象となります。
そこで、リウマチ科について、診療対象となる自己免疫疾患やその種類を紹介します。
リウマチ内科とは
リウマチ内科とは、リウマチ科・膠原病内科のことであり、主に関節リウマチや膠原病などのリウマチ性疾患を診療する内科です。
全身性エリテマトーデスなど、膠原病などの全身性自己免疫疾患や関節リウマチを始めとする炎症性の関節疾患が診療の対象となります。
膠原病やリウマチ性疾患で見られる症状はいろいろですが、たとえば皮疹・関節痛・手指腫脹・長引く発熱・レイノー症状(手指の色調変化)などがあらわれ、検査値異常をきっかけに受診することが多いといえます。
リウマチ内科で取り扱う疾患として、以下が挙げられます。
・膠原病
・膠原病類縁疾患(全身性エリテマトーデス(SLE)・全身性強皮症・皮膚筋炎・多発性筋炎・多発性血管炎・血管炎性肉芽腫症・シェーグレン症候群・ベーチェット病・成人スティル病など)
・関節リウマチ
・乾癬性関節炎
・その他の炎症性関節疾患
・不明熱
・関節痛
・こわばり
・レイノー現象
・抗核抗体陽性
など
近年、従来とは異なる抗リウマチ薬や生物学的製剤が登場したことにより、関節リウマチに対する治療は変わったといえます。
その他の膠原病に関しても、新しい診断や治療法が年々加わっています。
自己免疫疾患とは
自己免疫疾患とは、正常に免疫系が機能しなくなったことにより、体が組織を攻撃する病気です。
正常時には、細菌やウイルスなどの異物は自己と認識することはなく、免疫系が排除する役割を持ちます。
しかし、自己免疫疾患では、本人の正常な細胞や組織に反応し、攻撃を加えてしまいます。
あらわれる症状は、自己免疫疾患の種類や体内で攻撃される部位によって異なるものの、いずれの場合でも原因は不明です。
自己免疫疾患の種類
自己免疫疾患は、以下の2つに分けられます。
・全身性
・臓器特異的自己免疫疾患(バセドー病や潰瘍性大腸炎などの特定臓器のみに免疫系が作用する疾患)
ステロイドや免疫抑制剤を使うことに抵抗があり、受診を迷ったりためらったり、民間療法のみに頼るケースも見られるようです。
しかし、一度リウマチ内科を受診し、専門医に相談することをおすすめします。