医療機器・介護ロボットの種類｜入浴支援で期待できることとメリットを紹介
医療機器の介護ロボットのうち、入浴が困難な高齢者などを対象とした入浴支援を行う機器では、浴槽への出入りや入浴の補助をロボット技術で行います。
介護現場では、利用者の転倒リスクを抑えつつ、安全と快適性を高めて身体・精神的な負担を軽減することが特徴です。
そこで、医療機器の介護ロボットの種類について、入浴支援で期待できることとメリットを紹介します。
入浴支援介護ロボットとは
入浴支援介護ロボットとは、介護を必要とする高齢者や障がい者の入浴における動作を、補助・自動化するためのロボットです。
ケアを行う介護者の身体的負担を軽減し、安全で快適な入浴環境を整備する上でも役立ちます。
入浴支援介護ロボットに備わっている機能は、たとえばリフト・自動洗浄・温度管理・水流制御など様々です。
入浴支援介護ロボットで期待できること
入浴支援介護ロボットで期待できることとして、以下が挙げられます。
・浴槽内での立ち座りの補助
・シャワーでの洗浄
・全自動のミスト入浴
など
幅広い対応が可能であるロボットといえますが、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの介護状態が重い方が利用する施設での導入が進んでいます。
家庭向けにつくられた簡易タイプなら、介護を必要とする方が施設等を利用しなくても、自宅で快適に入浴できます。
入浴支援介護ロボット導入のメリット
入浴支援介護ロボットを導入することで、以下の効果が期待できることはメリットです。
・安全性が向上する
・利便性・快適性が高まる
・コスト削減につながる
・ブランディング効果が期待できる
安全性が向上する
利用者が浴槽で転倒したり滑ったりすることを防止できるなど、安全性が向上します。
入浴動作を自動でサポートするため、介護者の身体的負担も軽減されるでしょう。
利便性・快適性が高まる
リモコンなどによる簡単な操作で入浴を開始できるため、利便性や快適性が高まります。
楽な姿勢でお風呂に入れるため、リラックスや気分転換を目的とした入浴が可能となります。
コスト削減につながる
入浴業務の負担が減るため、介護現場における職員の離職率低下や、採用・教育にかかるコストの削減につながります。
ブランディング効果が期待できる
先進的な取り組みで施設のイメージが上がり、利用者や家族から入所を希望される施設づくりにつながります。
