血圧計の空気漏れはどう対処したほうが良いの?

診断用機器

【はじめに】
血圧計といった医療機器も年季が入ってくるとカフ部分が劣化したりして加圧が十分に機能しないことがあります。
今回空気漏れが出てしまった時の血圧計の対処法についてお伝えできればと思います。

【血圧計のカフ部分について】

血圧計のカフ部分は消耗品ともいわれ、劣化が激しい部位ともいえます。
メーカーによっても異なりますが、一般的には取扱説明書に血圧計の耐用回数や耐用年数などが定められていて特に多機能のカフほど耐用年数は短くなる傾向にあります。

また一度穴が開いたりして空気漏れが発生してしまったカフについては早急に買い替えることをお勧めします。「小さい穴だからテープなどで塞いでしまえば大丈夫」とそのまま使用している人も中にはいるようですが、穴の開いた血圧計では正しく血圧を測定することは困難です。

さらに血圧計の劣化を防ぐためには腕帯の収納の仕方に注意する必要があります。
血圧計の使用後にカフ部分を送気チューブで巻いたり、折りたたんだりするのではなく、取扱説明書などに記載されている収納方法をしっかり確認しておきましょう。

【キチンと加圧されているか、確認するポイント】

血圧計が正常に機能しない理由として自分で確認できる項目は以下の4点になります。
・カフ自体の故障
空気自体は送気されているが、カフに空気漏れなどの不具合がありきちんと加圧できない。

・エアーポンプが摩耗し空気圧も弱い
この場合にも空気漏れが原因で加圧がうまくできなくなるケースがあります。

・そもそも組み立てがうまくされていない
水銀式血圧計の場合、各チューブなどがうまく接続されていないとうまく測定できないことがあります。

・電池が消耗している
自動血圧計の場合電池が消耗し加圧に必要な電力が不足していることがあります。
しっかり確認しましょう。

【空気漏れの対処法】

直接的な答えになってないかもしれませんが空気漏れが発生した場合には血圧計を修理に出すかもしくは買い替えた方が良いと言えます。

対処法としては空気漏れが起こる前にカフ部分などの取り扱い方を今一度確認して劣化を防ぐように努めることです。

【まとめ】

血圧計の寿命は1日6回の使用で1年ほどとされています。
当然のことですが、長く使うことを想定するならメンテナンスや取り扱い方に注意する必要があります。血圧計の正しい扱い方をしっかり把握しできるだけ長持ちするよう参考にしていただければ幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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