耳鼻科でファイバースコープ検診を受けるのはどんなとき?

診断用機器

【はじめに】
最近よく「インフルエンザ警報」がテレビなどでアナウンスされていますよね。
しかし、実際のところ症状の出はじめは風邪なのかインフルエンザなのか判断ができないはずです。そこで病院に行くと思うのですが、近くに総合病院がなかった場合はどの科に行っていいのか分からなかったりしませんか。そこで今回はそんなときに候補の一つにあがるであろう耳鼻咽喉科について話をしたいと思います。

【迷っていませんか?】

特に子どもがいる人なら経験があると思いますが、子どもが風邪のような症状が出たときにどの科の病院に連れて行っていいのか分からないことあると思います。そんな迷いを生んでしまうのは紛らわしい症状のせいですよね。
「鼻水や咳がひどいと思っていたら、熱が急に上がった」と単純ではありません。そのため、耳鼻咽喉科なのか小児科なのか迷ってしまいますよね。
大人でも風邪だと思って内科で薬をもらっても、鼻づまりが長引いてなかなか治らないということもあります。

【こんな症状なら耳鼻咽喉科へ】

小児科や内科で診察してもらってもいまいち要領を得なかったなら、耳鼻咽喉科へ行ってみてはどうでしょうか。
耳鼻咽喉科では主に次のような症状を扱っています。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりのようにアレルギーによる症状、音が聞こえづらかったり味やにおいが感じにくいといった症状に対応しています。
また、子どもが何かを誤って飲み込んだ場合も耳鼻咽喉科の出番になります。そして、長引く鼻づまりは蓄膿症が疑われますので迷わず受診してください。

【こんなことをします!】

耳鼻咽喉科では2種類のファイバースコープを使った検査があります。
1つは鼻咽腔ファイバースコープです。このファイバースコープでは鼻腔や鼻腔の奥などを観察します。具体的には鼻血の出血場所の確認、鼻粘膜が厚くなっていたり炎症で腫れていないかなどを見たりします。その他にも鼻腔や咽頭にある腫瘍の確認や経過観察に利用します。
もう1つは咽頭ファイバースコープです。こちらの方は、のど仏周辺にある咽頭と呼ばれる部位から食べ物が最初に入ってくる食道の下咽頭部分までを主に見ます。のどに魚の骨が刺さったときに利用します。それ以外にも声帯ポリープや声帯麻痺の確認や食べ物の通りが悪かったりするときなどにも使われます。

【まとめ】

耳鼻咽喉科で診断できる症状について紹介しましたがいかがでしたか?内科や小児科を受診しても症状がよくならず、上記であげた症状に当てはまるのなら、ぜひ耳鼻咽喉科を受診してみてください。症状がはっきりし回復に向かうかもしれません。

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