日本看護協会とは?看護職が一丸となって取り組む団体の事業内容を紹介

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日本看護協会とは、看護職の資格保有者が自主的に加入し、運営している団体です。

日本最大の看護職能団体といえ、2015年には「看護の将来ビジョン」を公表し、実現させるための政策を推進しています。

看護提供の場は医療機関だけではありません。

退院後の療養生活や、健康づくり支援など、様々な場所に活躍の場を拡大させているといえますが、多様な看護活動を隅々に届けるためにもビジョンの達成に向けて取り組みを続けているようです。

そこで、日本看護協会について、基本理念や看護職が一丸となって取り組む団体の事業内容を紹介していきます。

 

日本看護協会の基本理念

「看護職」とは、保健師・助産師・看護師・准看護師のことであり、保健・医療・福祉の幅広い分野で人々に寄り添い健康を守ることを使命とした専門職です。

その看護職が集まる日本看護協会の基本理念は、以下のとおりとなっています。

・ 使命(人々の人間としての尊厳を維持し、健康で幸福でありたいという普遍的なニーズに応え、人々の健康な生活の実現に貢献すること)

・ 活動理念(看護職の力を変革に向けて結集・自律的な行動と協働・専門性を探究した新たな価値の創造)

・ 基本戦略(看護の質向上・看護職が働き続けることのできる環境づくり・看護領域の開発・展開)

 

日本看護協会の事業内容

日本看護協会は、生命・生活・尊厳を守り支える看護であるため、看護職(保健師・助産師・看護師・准看護師)の資格を持つ個人が、自主的に加入して運営しています。

国内最大の看護職能団体であり、47都道府県看護協会(法人会員)と連携し活動している全国組織です。

約76万人の看護職が加入する団体であり、個人の力だけで解決できない看護を取り巻く課題について、組織として解決することで看護を発展させ社会貢献することを目指しています。

そのため次の3つの基本理念のもと、以下のような活動を展開しています。

・看護の質の向上…医療安全対策、専門看護師・認定看護師・認定看護管理者の認定、研修や学会の開催など

・看護職が働き続けられる環境づくり…看護職員の労働条件や離職率などの調査・研究、看護職の再就業支援、労働と看護の質向上に向けたデータベース事業、看護職賠償責任保険制度の運営など

・看護領域の開発・展開…政策の提言と実現に向けた活動、在宅医療・訪問看護の推進、災害看護と東日本大震災復興支援事業、国際交流・協力、広報活動など

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