医療情報システム開発センターとは?使命や主な仕事について簡単に紹介

診断用機器

「医療情報システム開発センター」は、平成23年4月1日から公益法人改革に伴って、新たな名称で活動している施設です。

もともとは昭和49年7月に創立され、保健医療情報のシステム化推進へ取り組んでいました。

現在は一般財団法人として、非営利性を徹底した法人としての性格を維持しつつ、財団としての設立目的に邁進しています。

そこで、医療情報システム開発センターについて、使命や主な仕事について簡単に紹介していきます。

 

医療情報システム開発センターの使命

保健医療は、社会保障の一部であり、民業に大きく依存する分野といえます。

そこで、医療情報システム開発センターは、情報化においても公共と民間の両セクターがスムーズに連携できるようにすることを使命としています。

 

医療情報システム開発センターの主な仕事

医療情報システム開発センターは、設立してから医療情報システムの研究開発推進や普及の中核として、厚生労働省・経済産業省・地方自治体の施策に関係する受託事業を行っています。

そのため主な仕事は、医療の情報の継続性維持に向けた用語コードを標準化することや、医療機関における個人情報保護やシステムの安全管理などセキュリティ面に関することです。

今後は医療安全に関する取り組みを強化し、医療情報が個人管理に変化する中で、医療の質向上に向けた活動を展開するとしています。

 

医療情報システム開発センターに求められること

医療情報システム開発センターに求められることは、医療情報の適切な取り扱いや管理における取り組みです。

医療の継続性と基礎である医療情報の継続性は喫緊の課題といえますが、情報の保管・扱いに関する規制緩和は進められています。

そのため一般化しつつある状況の中で、クラウドやモバイル技術の応用が急がれます。

とはいえ、機微で重要な情報を、技術進歩に対応しつつ、適切に取り扱うことは欠かせません。

プライバシーを確保した状態での医療情報を利活用することが必要であるため、新技術開発や運用のあり方を確立する上での取り組みや情報提供なども求められることでしょう。

 

医療情報システム開発センター賛助会員

医療情報システム開発センター賛助会員は、保健医療福祉分野でのICT開発や利活用に関心のある企業・医療機関・自治体・公共団体・NPOなどが対象です。

現在の賛助会員は、次の団体や個人の方ですが、それぞれの対象は以下とされています。

・企業会員(営利を目的とする企業など)

・団体会員(自治体・公共団体・NPOなど)

・医療会員(医療施設)

・個人会員(個人)

ピックアップ記事

関連記事一覧